(「俺を殺しにきた男」のミーシャとマコトが、ネズミーに遊びにいくお話) 1.プロローグ マロニエの緑の美しい、パリの初夏。 俺は朝から大学の教室に閉じ込められ、難解な論述問題に立ち向かっていた。 目の前には、横線だけが引かれたそっけないテスト用紙。 試験時間はたっぷり三時間――既に二時間が過ぎていた。 途中退室は一時間が過ぎたら可能だけれど、休憩はなし。 そのかわり、ペットボトルや食べ物の持ち込みが許されている。 俺も周囲の学生と同じく、チョコレートバーをかじっ
【理想の結婚の二人の子供世代のお話。俺様系ホワイトタイガー 獣人(実は犬好き!)×ちょっと陰キャな犬塚岬(犬になれることは秘密)の、ケンカっプルのお話。渚やその兄弟もチラッと出てきます。】 ペットと言ったら、みんなは何を思い浮かべる? 犬とか、猫とか、鳥とか? 変わったところだと爬虫類かな。 俺はどれも飼いたいと思ったことがない。 自分以外の命に責任を持つなんて怖いし、理想の飼主になれる自信も無いから。他にも理由はあるけど、とにかく動物を飼いたいとは思えなかった。
【「理想のアイドル」 https://novel18.syosetu.com/n9782ho/ の大神俊視点、イチャラブ新婚日常篇!】 ――休日だろうが、仕事のある日だろうが、朝はいつも四時に目が覚める。 仕事が入っていれば車を出す。 そうじゃなければ、走りこんで、そのままジムに行く。 みっちり鍛えてシャワーを浴びて家に帰ったら、朝飯を作る。 今日は一人分だ。 黒胡麻粥と作り置きのパンチャン(おかず)、プロテインと各種サプリメント。 数ヶ月ぶりの仕事のない日