こたつと俺たち②
「はぁ~、暖かい…」
ミキオがこたつに入りながら声を上げた。
「本当に気持ちいいな…」
タクローもうっとりしている。
「やっぱりこんな寒い時はこたつだよな…」
カズもウトウトしている。
3人はまたミキオの家に集まって宿題をしようとしていたのだが、またこんな感じになってしまった。
30分ぐらいして、
「ダ、ダメだ!俺たちは宿題をしに来たんだろ!だらけに来た訳じゃないだろ!」
とミキオが言った。
「そ、そうだ!」
「す、すっかり忘れていた!」
他の2人もノートを広げる。
「いいか、俺たちは宿題しに来たんだからな!何としても終わらせるぞ!」
ミキオが発破をかける。
「もちろんだよ。俺たちは宿題をしに来たんだから!」
タクローも続く。
「こたつで寝ている場合じゃないよ!俺たちは宿題をしに来たんだから!」
カズもやる気だ。
「なぁ、タクロー、ここってどうやって解くんだ?」
寝ないようにするためか、ミキオはタクローに問題の解き方を聞いた。
「あぁ、ミキオ、それはね…」
寝ないようにするためか、タクローはミキオに問題の解き方を教えた。
30分後。
3人はこたつでいびきをかいていた。
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こんにちは。
ブラウンシュガーです。
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