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こたつと俺たち

「おー、暖かい」

ミキオはこたつに入り、なんとも言えない幸せそうな顔を浮かべた。

今日はミキオの家で3人で宿題をする約束をしていた。

「ほんとだ」

タクローもこたつに潜りこむ。

「暖かさが身にしみるな…」

カズも潜りこむ。

「あぁ、最近は特に寒くなってきてるから特に気持ちいいな…」

ミキオはあごをテーブルにつけた。

それから30分。

3人は特に何をするでもなく、こたつに入りまったりしていた。

「は!」

ミキオは突然立ち上がった。

「ミキオ、いきなり大きな声出すなよ。今、寝ようしたとこなのに」

カズが眠そうな顔でミキオを見る。

「俺たち、宿題をするんだろ!こんな所で寝てる場合じゃない!」

ミキオが2人に向かって立つように合図した。

「…いいんじゃない。なんかこたつに入ったらどうでもよくなってきたよ」

タクローがあくびをする。

「そう、宿題なんて家でやればいいんだよ」

カズはまたこたつに入った。

「お、お前らな…」

ミキオはそこまで言うと、

「ま、今日は仕方ないか」

と言ってこたつに入った。

やがて、3人は寝てしまった。

宿題は全く進まなかった。

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