ネリマックス 〜児童養護施設×ヒーロー〜
「児童養護施設×ヒーロー」
児童養護施設を主な対象として
子ども達のために完全無報酬でオリジナルの
ヒーローショーを届けるヒーロー
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ネリマックスNEXT@施設ボランティア@nerimaxjet
Facebookページhttps://www.facebook.com/nerimaxjet
ホームページ
https://neripapa.jimdofree.com/
ネリマックスは、なぜ子ども達のもとへ行くのか?無報酬で活動を続けるのは何故なのか?
文:くつべらマン
Q,1)自己紹介をお願いします。
A.1)練馬区のご当地キャラクター「ネリマックス ネクスト」と申します。宜しくお願いします。
私を含む4名のキャラクターで「TEAM ネリマックス」として活動しております。他のメンバーは、埼玉県加須市のご当地キャラクター「ごかぼちゃん」、東京都渋谷区笹塚のご当地キャラクター「笹朗(ささろう)」、悪役の「カソカーン」(ネリマックスnextの敵役として誕生した、ムカンシン帝国の女幹部)になります。
Q.2)TEAMネリマックスのご活動について教えてください。
A.2)はじめは、「とにかく子ども相手のボランティア活動をしたい」という強烈な思いがあったのが発端です。
そういった思いを抱いていた時に、あるSNS上の友達から「児童養護施設の今の現状を知っていますか?」といった内容のメールがきました。それを読んで、「施設の子ども達のために何かしたい!!」と強く思うようになったのです。
「今の自分に何ができるんだろう」と考えた結果、子ども達の前でショーがやりたいと思い立ち、ご当地のオリジナルヒーローをつくろうということになったんです。それがネリマックスの始まりです!!
ネリマックスは、練馬区にある子どものためのボランティア団体「練馬イクメンパパプロジェクト(通称ねりパパ)」という団体から生まれました。
TEAMネリマックスは、主に児童養護施設、障がい者支援施設、児童館等でに出向き、ヒーローショーをベースとしたオリジナルショーを子ども達に完全無報酬で披露しております。
活動当初は、東京都内にある児童養護施設に「子ども向けのヒーローショーを完全無報酬でやらしていただけませんか」という電話を無差別にかけました。その時は大概断られたのですが、練馬区の江古田にある施設で、「ぜひやってくれ」と言って頂き、そこから10年間ぐらいずっとヒーローショーをやり続けました。クリスマスの時期には、プレゼントを持って施設の前に行き、子ども達が来たらプレゼントをあげるという活動もやっていました。ですが、新型コロナの影響もあって、どちらも約4年間できていません。
なので、現在では、児童養護施設へ郵送でプレゼントを送るくらいしか行えていません。
呼んでいただければ、もう全力を尽くしてショーをお届けしたいと思ってます!
Q.3)何故ヒーローなのですか?
A.3)例えば、「素」のままで行ってボランティアをしたとします。そうすると、なかなか子ども達と近付くことはできないんですよね。なんだか見知らぬ大人が来たと思って警戒されてしまうんです。
ですが、この仮面を被ることによって子ども達は心を開いてくれるんです。この仮面は「子供たちの心へのパスポート」だと思っています。だからヒーローであることが必要なんです。
Q.4)子ども達にヒーローショーを届けた時のお話を教えてください。
A.4)最初にネリマックスを児童養護施設にお届けした時は、悪役が怖すぎて、子ども達は一目散に逃げてしまいました(笑)みんな泣きわめいて会場からいなくなってしまったのです。
ですが、先立って逃げて行った子どもも、4〜5年も経ちますと、ネリマックスが施設に来るって分かると、折り紙を使った記念品を作って、それを完成させてネリマックスにプレゼントしてくれるんです。手紙とかも書いてくれましたね。
そのような経験を経て、子ども達は、子ども達のタイミングで近付いてくるのを待たなくちゃダメなんだなって勉強になりましたね。
Q.5)完全無報酬で活動をするのは何故ですか?
A.5)子ども達の前でショーを魅せると、子ども達が凄く応援してくれるんです!で、ショーが終わって帰ってくると、こちらも元気になるんです!かえって自分たちがパワーを頂いていたりするんですよね。
よく「子ども達の笑顔のために」って言いますけど、自分はその言葉が好きじゃなくて・・・。実は、笑顔にさせてもらってるんはこちらだったりするんです。だから完全無報酬でやろうと決意しました。
自分たちが笑顔になって、元気をもらって帰ってくる。それなのに報酬を貰ったらバチが当たりますからね。
Q.6)ヒーローショーの魅力を教えてください。
A.6)ショーというものは、子ども達との会話の場ですね。
子ども達から「頑張れ!!」っていう声援をもらいながら、こちらからも勇気とか愛とか立ち上がる力とか、そういうものを見せてあげたりするんです。なので、ショーをやるということは、子ども達とグッと距離を近付けられるパワーと魅力があると思います。
それと、自分が小学校の時のことなのですが、児童劇団という団体が劇を開催しに来てくれたんです。それに凄く憧れまして。
そのショーでは、みんなで協力して大きな障害を乗り越える大切を教えてもらいました。愛と勇気みたいなものを教えていただいて、これを自分もぜひ子ども達にバトンタッチして伝えていきたいと思い、自分もショーをやるべきだと思ったんですよね。
ショーを見ている30分の間だけは、普段どんなに辛いことがあった子ども達でも、別世界に連れていくことが出来るんじゃないかと思っています。
Q.7)今後のご活動について教えてください
A.7)今まで、児童養護施設、児童館、商業施設、地方の街おこしイベントなどで声をかけて頂いてきました。これからも変わらずに続けていくのが、TEAMネリマックスの使命です!!!
Q.8)今後も出演できる児童養護施設等は募集していかれるのですか?
A.8)大募集中ですよ!活動範囲で、どの辺までっていうのもないです!どこでも行きますよ!
Q.9)子どもが引っ張ったり、蹴とばしたりすることもあると思います。ショーのお客さんになる条件や制限はありますか?
A.9)条件はないですよ。色々な個性があるじゃないですか。それも含めて全て子どもですから。それを抱きしめられるようじゃないと、ヒーローじゃないですからね。
確かに、いきなり子どもたちの前に行くと、いろんなことが起きます。でも、ショーを最初に見せると1目置いてくれます。
グリーティングだけしているキャラクターだとどう接していいか分からなくて、大きいから叩いてもいいと思って叩いちゃうんです。よく聞いていると親が叩いちゃえとかと言ってけし掛けていることがあるようです。
そんな時は「お母さんが言っちゃダメでしょう」って注意することもあります。でも、そんなことで子ども達を嫌いになりたくないじゃないですか。なので、ショーの前のグリーティングはやらないでギリギリまで稽古やって、それでショーを見せて、その後グリーティングっていう流れにしてますね。
Q.10)子ども達へのメッセージをお願いします。
A.10)ネリマックスは、永遠に君たちの仲間です。友達です兄弟です。これからも宜しくお願いします!
Q.11)親御さんや支援者の方々にも一言お願いします。
A.11)ちょっとカッコつけたことばかり言い過ぎましたけど、悪いことをした子どもを叱りつけることもありました。ですけど、やっぱりその子を思う気持ちがあれば全てフォローできると思いますので、これからもどうか大きな愛で子ども達を包んであげてください。!
ネリマックスのオリジナルショーは、動画でも配信をしているが、動画ではなく、子ども達の目の前で直接ショーを届けたいというTEAMネリマックス。コロナが落ち着きを見せた今、またどこかの施設で、心温まるショーを届けていくことだろう━━