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#63 - Breaking The Silence (ブレイキング・ザ・サイレンス) - 【 Dan Vasc を聴こう】
#62 に引き続き、今回もスウェーデンのハードロックバンド H.E.A.T (ヒート) の曲である。
20 代の終わり頃、Dan Vasc (ダン・ヴァスク) は、
「最近よく聴くバンドは?」
とファンに聞かれて、
「Manowar (マノウォー) (#36 へ) とか、Blind Guardian (ブラインド・ガーディアン) (#18〜20 へ) とか、後は … そう、ヒート!
いいなと思ったらスウェーデンのバンドだった … ということがよくあるんだ」
と答えていた。
その数年後の 2022 年8月に発表した今回のカバーは、何と、そのヒートの元ボーカル Erik Grönwall (エリック・グロンウォール) とのデュエットで、2人揃って聴き応えのある迫力のハーモニーを披露している。
曲中、エリックが、
"Now listen, Dan!" (おい聞けよ、ダン!)
と呼びかける場面もあり、ダンの体からは終始喜びのオーラが立ち昇っているようである。
今回もインストルメンタルを担当するのは VictorTheGuitarNerd (ヴィクター・ザ・ギター・ナード) (#12 へ) 。
彼もスウェーデンの Eleine (エレイン?) というバンドに所属しており、自国の有名ミュージシャンとのコラボに、いつも以上に熱が入っているように見える。
このコラボには、これまた何と、Angra (アングラ) (#31〜35 へ) や、アメリカのメタルバンド Megadeth (メガデス) の元ギタリストで、ブラジル出身の Kiko Loureiro (キコ・ルーレイロ) からメッセージが。
"Sick!!! Two of the great singers right now." (ヤバい! 当世の偉大なシンガーの内の2人だな)
これにはダンも大喜びで、
"That means a lot to me, Kiko!! Thank you!" (本当に嬉しいです、キコ! ありがとうございます!)
と返している。
尚、レコーディングした時点では、エリックはアメリカのロックバンド Skid Row (スキッド・ロウ) のボーカルとして活動中だった。
だが、バンド加入前に受けた白血病治療の骨髄移植の影響で、ワールドツアーに参加するのは無理との診断が下り、2024 年3月に惜しまれながらも脱退。
本人も言っているように、
"Health first." (健康第一)
なので、賢明な決断だろう。
最近は体調も落ち着いているようで、YouTube で活躍している姿が見られる。
クルクル回る的にダーツを投げ、新しく作る曲のジャンルと内容を決める … という方法が斬新で、遊び心があっておもしろい。
※ 1つのエピソードを時系列で連載する場合があるので、#0→1 … と順番に是非!
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