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🎄#58 - Angels We Have Heard On High (エンジェルズ・ウィ・ハブ・ハード・オン・ハイ) - 【 Dan Vasc を聴こう】
もうすぐクリスマス。
キリスト教メソジスト福音派の家庭で育った Dan Vasc (ダン・ヴァスク) は、つい先日、以下のように述べていた。
「信仰について語るとき、"自分の宗教/宗派は〇〇だ" と厳密に分類する必要は特にないと思う」
「家族や友人からの愛情をどうやって実感しているか、考えてみてほしい。
"飛んでくる銃弾から身を挺して守ってくれた" というような大きな事件など起こらなくても、彼らが日頃示してくれる小さな行いの積み重ねから、自分は愛されていると確信できるものだ」
「"God" (神) や "Holy Spirit" (聖霊) についても、同じことが言えると思う。
神の存在を一発で証明できるような、聖書に出てくる類の奇跡的な出来事は、滅多に起こらないだろう。
だが、日常の様々な場面で起きる小さな偶然に意識を向け始め、それぞれがつながっていることに気付くと、そこに神の存在を見出すようになる」
「イエス・キリストは、あなたが神と直接つながれるように自らを犠牲にされたのだから、意見を押し付けてくる他人を、神とあなたの間に決して介在させてはいけない」
私自身は特定の宗教に帰依している訳ではないが、"いつも見守ってくださる天上の偉大な存在" に対する信仰心はあるので、ダンの考えに概ね賛同する。
その "存在" への畏敬の念と感謝の気持ちを日々忘れないことが大切なのかもしれないと、個人的には思っている。
2021 年 12 月、ダンは今回の美しい賛美歌をメタルバージョンで歌い上げた。
カナダのミュージシャン David Foster (デイヴィッド・フォスター) と、盲目のイタリア人テノール歌手 Andrea Bocelli (アンドレア・ボチェッリ) に触発されたとのこと。
何度聴いても感動する、見事としか言い様がないパフォーマンスである。
画面には登場しないが、ダンのバンド Fearless (フィアレス) (#3・#7〜8へ) の仲間の Gabriel (ガブリエル) がギター、Giovanni (ジョヴァンニ) がフィナーレのドラム即興を演奏している。
尚、今回ダンが歌ったのは、順に、
・イタリア語
・ドイツ語
・ポルトガル語
・英語
である。
※ サビの部分のみ、いずれもラテン語。
世界中の多くの人々に伝わることを願って、複数の言語で歌うことにしたそうだ。
以下は、英語の歌詞と対訳である。
Angels we have heard on high
(我らが耳にした空の上の天使達の声は)
Sweetly singing o'er the plains
(優しく歌って平原を包む)
And the mountains in reply
(すると、山々も呼応して)
Echoing their joyous strains
(喜びの旋律を響かせる)
Gloria in excelsis Deo
(天上の神に栄光を)
皆さんに、
Merry Christmas!!! (楽しいクリスマスを!)
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