中途障害者の希望・願望・展望、そして野望…
脳出血により、いわゆる中途障害者となり、早3年目。この11月半ばを過ぎると、帰郷してからも3年目に突入します。
とりあえず、現段階でのオレの大きな希望は「社会復帰」です。被保護の対象としての障害者から、それなりに社会参加と就労をし、些少なりとも納税なり幾ばくかの社会貢献をしたいと。自らの願望としてより正確に記すなら、オレは単に何らかの形であれ社会に関与したいのかな?
それを、オレの中では社会や情報への「リコネクト」と意識しています。
この言葉は、マトリクスや攻殻機動隊ではないですけれど、社会という大きなシステムに対してオレの意識や自我を再接続したいという気持ちの表れですね。
脳神経の壊死によってシステムから強制シャットダウンダウンされ接続不可となったデバイスみたいな存在です、オレも。
そのリコネクトを可能とするための段階的な展望として、オレは「生活空間」の確保、次に「就労」の段階を経たいとこれまでも考えてきました。
その結果としては、少し常道からは外れた無茶はしましたが、とりあえず生活空間としての中古マンションはゲットしたので、次は、働けるよう、どう具体的に、その手順を組み立てるかです。
転居すると、ガキの頃から慣れ親しんだ駅前や中央図書館にも近くなり、言わずとオレの日常の行動範囲とパターンにも変化が起きるでしょう。できれば司書さんや博物館などの学芸員さんともお近づきになりたいわあ…。
自分でも何となく少し思うのですが、以前のイメージはさておき、車椅子ユーザーになった今のオレと図書館の取り合わせも意外に悪くないでしょ?
家と職を手に入れたら、その次の野望は?
さすがに、ソレはまだ言わない。どうせ、またバカだとか言われるから。
もしかしたら傍から見ればかなり生き急いでように見えるかもしれないけれど、来年、オレたち還暦ですからね。
あと20年をただ安寧と生きるより、せめて、あと10年を悔いなく生き抜くことを重点的に考えさせてもらいますよ。多少わがままだとか言われてもね。
もちろん好きなことだけやってさっさと死のうとは考えていません。
ただ、今やりたい事をやらなかったことで後悔するより、どんな形であれやってみて失敗した時に後悔する方のリスクをできれば取ろうという発想の立脚点、気持ちの問題の話です。
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