年金機構から障害状態確認届(診断書)請求がやってきた
オレ、中途障害者になって4年目、まだ小学校なら4年生なんだよね。重度障害者4年生。
あ、ウソ書いた。
発症が2020年だから5年目、5年生だ。
ところで、世間の公的な認識としては卒中の片麻痺って、今の医学では治る見込みがないから重度障害なんだよね?
そんな5年生のオレのところへ、今日のタイトルの郵便が届いた。
ぶっちゃけオレもコレの意味するところがよくわからなくて、ケアマネさんにもショートメールで、どう対応すれば? とすぐに尋ねたのですが、どうやらケアマネさんも初めての事態らしいです。
オレが考えるに、世間の大半のケアマネさんのお仕事の主戦場は老人介護の現場。日常的なお仕事で対峙するのは、主に要介護の後期高齢者。
身体障害者が回復することがない以上に、高齢の要介護の人の要介護度は重くなることはあっても、改善することはほぼない。誰もが加齢から逃れられなく決して若返られないのと同じ理屈で。
精神障害なら時間の経過によってもしかしたらよくなることがあるのかもしれないけれど、知的障害や身体障害の現状確認って、改めて診断書の提出をさせるほどの手間や労力が必要なの? そして、それは何年に一度の頻度なの? たとえば5年に一度だとしても、オレみたいな年寄りは死ぬまで、あと2、3回やればいいのかと思えるからいいけどさ。これが先天的な障害を持つ若い人なら、これから何度も大変ねと心底、同情しちゃう。
この問題はオレがかねてから指摘しているように、障害の等級と要介護の認定は別の案件で、そこに相互のリンクとかはないのよね。たしか要介護度は3年に一度の確認と更新かな?
そこを、たとえば1級身体障害は自動的に要介護度2以上と見なすとかとリンクさせれば、厚労省主管の年金機構の案件と、介護認定に関わる地方行政の二度手間を省けるのではないのかとオレは単純に思うわけですよ。障害者手帳に要介護度も記載させろよと。
まあ、既存の障害者福祉と高齢者介護のシステムを整理統合するのは、門外漢のオレが安直に言うより複雑な問題であるのはわかってはいるんですけどね。
もちろん支給される年金の原資は国の税金であることから、厳密な障害状況の精査も必要でしょう。
それにしたってさ。治る見込みがないから障害なんでしょ?
健常者として生活する身体機能がないと国が一度認めた状態をもう一度確認させろってさ。何か悪魔の証明っぽくない? ちょっと不毛な感じもするし、最高裁で確定した判決を改めて地方裁判所からの裁判にかけられてるような気持ちにもなります。
百歩譲ってオレみたいに見た目にも手足が残っているヤツはいいけどさ、たとえば事故や病気で身体の一部が欠損している障害者の方にも改めて診断書出して確認させろって、やってるの? それって何か優しくない気がする。
そんなオレの過剰に煩悶する思いはさておき、滞りなく手続きを進めるため、ケアマネさんからの助言もあり、今回の件では年に一度のMRI撮影をしている関係からもおそらく脳外科の主治医となるであろう、デイリハにも通っている施設の大元でもある地元の脳外科病院に問い合わせたところ、最初の障害認定の際に診断書を書いてもらった東京の国立国際医療センターからその時の診断書をまず取り寄せ、その内容を踏まえて再度の検査を行う必要があるかないかの判定をして、診断と検査の日取りを決めて改めてこちらで診断書を作成することになりそうとの電話連絡が昨日ありました。ちょっと長丁場になりそうだけど進めるしかないよね。
何だかんだ文句は言いつつ、オレは行政からの要望には唯々諾々とマジメに取り組むタイプです。少なくとも福祉サービスを受ける資格に関わることですからね。最低限、向き合って真摯に対応しなけりゃ、そこへ好き勝手に文句を言う資格もないわけですから。
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/tetsuduki/shougai/jukyu/2019091905.html