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朝顔を育てた話(サラリーマンの備忘録)

コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が開始されてから、早1年が経過した。往復2.5時間ほどの通勤時間がなくなったため、圧倒的に自由な時間が増えた。今のところ給与への影響も受けていない。日々の生活に影響を受けている人も多数いる中、贅沢な話であるが、金銭的にも時間的にも余裕が出てきている。

しかし、両親や友人と会うこともできないので、その時間もお金も持て余している。コロナ禍で気がついたが、人生を自分のためだけに消費するには長すぎる。少なくとも、オレはそこまで生きるのが上手くない。

ということで、非常に時間を持て余しているので何かを育ててみることにした。動物は怖いので、手軽に育てられそうな植物ということで、まずはダリアという花を選定した。3月末のことである。

しかし、ダリアさんは私の過剰すぎる愛を受け止めきれず、先日根腐れを起こしてしまった。水を与えすぎたようだ。

ダリアさんを近くに埋葬し、次に朝顔に手を出した。小学生でも育てられる花だし、実際に私も小学生の頃に育て、きちんと花も咲かせた。朝顔なら今のオレでもいけるだろう。

予想に違わず、一昨日、植えた朝顔の芽が出てきた。自分でも予想外だったが、想像以上に嬉しい。ダリアさんの例があるので、1週間ほど芽が出ない日が続いたため、今回もダメかと思うこともあった。目覚めた時、芽が出ていたところを見つけた時は、今年1番の喜びであった。

しかし、自分以外のものを育て、共に生きていくのは難しい。これが人間だともっと大変なのだろうなぁと思う。でも、1人で生きていては得られない喜びを再認識したのも事実である。だから、みんな結婚するんだろうなぁ。

#朝顔 #ダリア #サラリーマンの備忘録

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