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「めんどくさい」の正体と対処法3ステップ

あなたは、
「やるべきことをめんどくさいと思わずに全てできたらいいのに」
と思ったことはありませんか?

なぜ人はめんどくさいと思うのでしょうか?
今回はその謎に迫っていきます。

動画としてもアップロードしました!
興味のある方はぜひご覧ください!

「めんどくさい」の正体

どうも、こんにちは!こっしーです!
この記事では、「めんどくさい」という感情の正体と
対処法3つのステップを紹介していきます。

日常で襲いかかりまくるめんどくさいという気持ちに対して、
今日から一生使える対処法がわかる記事となっていますので、
ぜひ最後までご覧ください!



最初に結論を言います。

めんどくさいという感情の正体は、

行動や作業による不快感を避けようとする防衛感情です。


ん、防衛感情?
何やらよくわからない言葉が出てきたぞ。

大丈夫です。1つ1つ解説していきます。

私は全ての感情には、それが発生した目的があると考えています。
そして、その目的別に大きく分けて2つの感情があります。

1つ目は、快楽感情です。
楽しさや嬉しさを覚えた、特定の状態を再現させるようにする感情です。

例えば、喜びや幸福感、高揚感、達成感などがそうです。
好きなアーティストのライブに行ったり、友達と遊園地ではしゃいだり、何か目標を達成したりした時に感じる感情です。

これらの感情を味わうことで、「またこういう経験がしたい!」と思いますよね?
1度経験した望ましい状態を何度も再現したいために持つ感情が快楽感情なんです。


では、もう1つはなんでしょうか?
悲しみや後悔、憂鬱、不安、恐怖、、、
そして今回の主人公である「めんどくさい」はどんな目的がある感情なのでしょうか?

もうあなたはお気づきかもしれませんが、

これらが防衛感情

です。
(心理学者のフロイトの防衛機制からとったネーミングです。)

快楽感情とは逆に、

「望ましくない状態やその時の感情を再現させないように」働く感情

になります。

例えば、

恋人と別れて悲しい時や、

勉強不足で試験に落ちて後悔を覚えた時、

「もう2度とこういう目にあいたくない!」と思いますよね?

そして、その感情が強ければ強いほど、そうならないための対策をしっかりするでしょう。

他にも、

1年以内に地震が起きるかもしれないと不安な時、

不安を感じたおかげで被害を最小限にするよう防災準備ができたりします。

このように、防衛感情は、
また望ましくない状況にならないように感じるものなんです。

では、「めんどくさい」はどうでしょうか?
あなたはどんな時にめんどくさいと感じますか?

  • 「え、これ一人で?明日までですか!?」と驚愕するくらい作業量の多いタスクを目の前にした時

  • 副業・スキルアップしなきゃと思うけれど、何をやるか、どうやるか決めなきゃいけない時

  • 全然仲良くない先輩に数合わせで誘われた飲み会に行く時

  • 3年くらい会っていない大学時代の友人から誘われた、ちょっと怪しいオンラインセミナーの誘いを断る時
    などなどあると思います。

    これらの状況に対して、何のために「めんどくさい」と感じるのでしょうか?
    先ほどお伝えした通り、
    いずれの場合も、行動や作業をすることで起こる不快感を避けようとしています。

    そこで感じる不快感には、2種類あります。

    1つ目は、単純に作業量や難しさに対して感じるものです。
    作業量の多いタスクをやるなどはこちらに該当することが多いです。

    2つ目は、心理的にストレスやプレッシャーがかかるものです。
    飲み会に行くことや、セミナーの誘いを断ることは、作業的には簡単ですが、心理的にはストレスがかかります

    もちろん、作業量の多いタスクは、「上司やクライアントのことを考えると心理的にもしんどい」こともあると思います。

    いずれにせよ、何かしら行動や作業に直面した際に、
    これらの不快感を感じて避けさせようとするのが「めんどくさい」という感情の正体です。

めんどくさいへの対処法

では、めんどくさいと感じたときはどうすればいいのでしょうか?
ここからはめんどくさいという感情に対処するとっておきの3ステップをお伝えしていきます。

私自身、小学校の時はディズニーランドに行くのを当日の朝に拒否して独り家に引きこもり、
中学の時には勉強や部活を全てサボって家でずっとゲームをしまくるほどのめんどくさがり屋でした。

そんな私が10年以上研究し、ACTとして知られる心理療法やコーチング理論など、さまざまな心理学や脳科学の研究をもとに編み出した方法です。

Step①:めんどくさいと感じていることを認める

ステップ1は、今めんどくさいと感じていることを素直に認めることです。
え、そんなこと?と思うかもしれませんが、意外とこれができていない人が多いんです。

私は普段中高生の受験指導もしているのですが、彼らは素直に「宿題めんどくさいです!」と言ってきます。

社会人の皆さんはこれを聞いて「子どもっぽいな」と思わなかったでしょうか?

そうなんです。
「めんどくさい」という感情を感じていたり、言葉に出すのって、社会に出たら子どもっぽい印象になりやすいんです。

「社会人なんだしやるべきことやれよ」
「感情に流されんなよ。仕事だぞ」
と思っている人が多いからです。

だからこそ、
社会人になってからはめんどくさいと感じていることすら
蓋をする人が多いんです!

なので、このステップ1です!
まずは認めてください!

この記事を見ている時点で、きっとあなたはめんどくさいと感じているものがあります!

それに、マインドフルネスの分野での先駆者として知られるアメリカのカバット・ジン博士の研究でも、

「感情に対する受容的な態度を養うことが、ストレスや不安を減少させる効果がある」


ことが示唆されており、
めんどくささに限らず、感情を受け入れることが解消の第一歩なんです。

Step②:めんどくさい作業を分解・採点する

ステップ2は、具体的に避けたい作業や状況を具体的にイメージして、作業を細かく分解した上で、それに点数をつけることです。

作業を分解することは、
目標達成率を向上させ、
ストレスレベルを低下させると数々の実験研究によって証明されているので、
知っている人も多いかもしれません。

さらに、それぞれの工程に点数をつけることで、
それがどれくらいめんどくさいと感じているのかを客観的に測ることができます。
心理学でもスケーリング・クエスチョンと言われ、
多くの臨床心理療法やコーチングに使われています。


ここからは実際にめんどくさい作業の分解・採点をする質問を紹介します!

今めんどくさくてやりたくないことがある人は、少しぜひ考えてみてください!

まずはめんどくさいと感じているものを分解していきましょう!


・めんどくさいと感じている作業や行動をいくつかのプロセスに分解すると、どんなものになりますか?

例えば、長期休みで誰かと遊びに行きたいけれど、いざ誘うとなるとめんどくさいと感じていたとします。
その場合、友達を誘うという作業には、
誘う相手を決める⇨行きたい場所の候補を考える⇨誘いの文章を作る⇨連絡する
というプロセスに分けられますね。

続いて、採点に移って行きます!


・分解したプロセスの中で、どのプロセスが一番やりたくないですか?
そして、
・「めんどくさくて絶対にやりたくない」作業や行動を100点とした時に、その工程は何点くらいやりたくないものですか?

採点できましたか?

先ほどの例で言えば、
・行きたい場所の候補を考えることが、75点くらいめんどくさい
とわかります。

最後に、その点数にした理由を分析していきましょう!


・一番めんどくさいと感じるプロセスは、何がそんなにめんどくさいのですか?
今回の例で言えば、
・こちらが行きたい場所が相手にとっても行きたい場所かわからず、それを確かめたり考えたりするのがめんどくさい
と思ったかもしれません。

作業を分解して採点していく中で、「意外と大変じゃなくね?」と気づけた人もいるかもしれません!

この段階でめんどくささが軽減されて、それに着手できる場合もあります!

Step③:自分なら乗り越えられると確認する

最後のステップでは、ステップ3で特定した避けたい不快感や感情に対して、
「意外と簡単かも!自分なら乗り越えられる!」
と思いやすくしていきます。

人は作業に対して無意識に

「難しそう」
「自分にはできそう」
「自分には難しそう」

などと見積もっています。

その見積もりのプロセスを細かくしていくと、次の2つに分けられます。

①作業の難易度と作業量、やる必要性はどれくらいか?

②自分の能力・経験的に、その作業をどれくらい乗り越えられそうか?


例えば、「年商1億円の企業をつくる」という作業に対して、作業の難易度と負担量的にも厳しそうですし、自分の能力・経験的にもできなさそうだと感じる人が多いと思います。

このステップでは、作業そのものへの評価と、自分自身の能力・経験への評価の両方を調整していきます。

具体的には、これから言うような方法を取ります。

・これまで同様の作業を乗り越えた経験を思い出して、今回も大丈夫だと振り返る
・同じような状況でも乗り越えられている人を思い浮かべ、その人ならどう考えるか、どう向き合うかを考える
・今面倒に感じている作業をやらなかった場合の最悪のシナリオを考える

友達を誘う例で言えば、
・自分が以前友達を誘って、何の問題もなく遊びに行けた経験

・いつもたくさん友達を誘っているあの人だったら、断られても「今回はタイミングが合わなかっただけ!」と思ってそう

などと思えて「意外と大丈夫!」だと気づけるかもしれません。

これらを考えることで、
「これまで達成できたじゃん!」
「あの人でもできたじゃん!」と、
作業そのものや自分自身への認知を変え、

「意外とできそうかも!」と思うことができます。

もちろん、これらを考えた結果、
「やらなくてもいい」という結論になることもあると思います。

それもそれで1つの大きな気づきなので、あなたの状況に応じてやるかやらないかを判断してみてください!

以上の3ステップを活用することで、
あなたのめんどくさい気持ちを明確にして、
意外とできそう!と思い直すことができるでしょう。

ここまでご覧いただきありがとうございました!
最後にまとめていきます。

今回は、「めんどくさい」の正体と対処法3ステップをご紹介してきました。


「めんどくさい」の正体は、

何かしら行動や作業に直面した際に、
これらの不快感を感じて避けさせようとする防衛感情


でした。

めんどくさいと感じた時の対処法としては、

Step①:めんどくさいと感じていることを認める
Step②:めんどくさい作業を分解・採点する
Step③:自分なら乗り越えられると確認する

の3ステップでした。

今回お伝えしたノウハウは、
人生のなかで迫り来る全てのめんどくささに対処できるとっておきの方法なので、
ぜひ記事を何度も見返してあなたの人生をよりよくする道具として活用してみてください!

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ではまた次の記事でお会いしましょう!

ご覧いただきありがとうございました!

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