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【仙台】麺Road仙山線食べ歩き【山形】
ども、ゆさっちです。
皆さん、新そば食べましたか?
ゆさっちの住む福島でもこれからあちこちで新そば祭が開かれます。
この模様もいつかお伝えしたいと思いつつ、乗り鉄と麺喰いを兼ねてどこかに行きたいなぁと。
で思いついた路線が「仙山線」。
東北地方以外の方にはおなじみでは無い路線かもしれませんが、仙台市の仙台駅と山形市の羽前千歳駅を結ぶ路線です。
仙台の「仙」と山形市の「山」で仙山線。
この路線にはゆさっちのお気に入りの蕎麦やラーメンのお店が多く存在しています。
今日はこのお店たちを回ってみます。
まずは、このルートを回るきっぷを御紹介します。
【小さな旅ホリデー・パス】
土・休日限定で下記のエリアがフリー乗車できるきっぷです。
価格は2720円
新幹線はNGだけど、山形新幹線(福島ー新庄)は特急券を買えばOK
結構、徘徊に使ってます。
さて、今回は身軽にちっこいミラーレス一眼(オリンパス OM-D E-M1)に標準ズーム1本だけをHUNTING WORLDのトートバッグに放り込んで準備完了。
出発です。
旅の初めはいつものこの駅
当駅始発の新白河行で福島まで
福島着、5分乗り換え!
間に合った!奥羽本線(山形線)米沢行です。
福島ー米沢間は携帯の電波も途切れがちな秘境。
紅葉が始まっていますね。
米沢到着。
米沢牛の銅像さんがお出迎え。
米沢も、美味しい蕎麦屋、ラーメン屋、お肉屋がいっぱい。
ここも捨てがたいけど、今回はパス。
後ろ髪引かれつつ山形行の列車へ。
途中、ワイナリーのある高畠、辛味噌ラーメンの名店がある赤湯など、これまた誘惑の多い駅をとおりつつ列車は山形へ。
仙山線ホームへ向かいます。
目指すは山形の一つ先の北山形駅。
厳密には仙山線はその一つ先の羽前千歳駅からなんですが、全ての列車は山形発着なので、今回は仙山線にカウントさせてください。
といいつつ、先発は北山形まで路線を共有する、左沢(あてらざわ)線のディーゼルの様です。
ま、これに乗っちゃいましょう。
列車は4分程で北山形駅へ
北山形駅はローカルな駅ですが、奥羽本線、仙山線、左沢線の各線が乗り入れ、1番線から6番線まである、立派な構えをしています。
構内は左沢線とそれ以外の路線のホームが少し離れた位置にY字に配置されています。
仙山線ホームから左沢線を見るとこんな感じ。
(列車が停まっているとこです)
さて1つ目のお店は「栄屋分店」。
西口を出るとすぐ目の前にあります。
開店まで30分以上あるけど、一番乗りで並んで待ってましょう。
程なくぽつぽつと他の方も並びはじめ、開店時には結構な列になっていました。
駅を発着する列車を眺めながら待っているうちに開店、入店します。
冷やしワンタンメンをオーダーします。
山形ではポピュラーな冷やしラーメン、夏だけでなく通年で提供しているところも多いです。
ここは数年前、山形で人間ドックを受けた際、その精進明け(?)のランチを探していたときに見つけたお店。
何度となくお邪魔してます。
さて来ました。
スープは牛さんベースで、そこに鰹節ががっつり効いています。
牛さんのコクと鰹節の旨みがうまく調和しています。
麺は中細のストレートタイプを氷水でキンキンに締め上げています。
チャーシューは実はビーフです。
芋煮汁も牛肉で作る、山形の食文化を反映しているのでしょうか。
このビーフチャーシューがふんだんに入った冷やしチャーシューメンもお勧めです。
ワンタンはトゥルントゥルンの食感で、食べていて楽しくなります。
1杯目完食です。
さて次の駅を目指して仙山線の列車に。
降り立ったのは、沿線最大の観光地山寺
ここは駅名のとおり立石寺の門前町、駅からも岩肌にそびえるお堂が見えます。
(望遠レンズ持ってくればよかったかな)
山寺駅
紅葉も始まった、3連休とあって、駅も参道も人でごった返していえました。
人をかき分け2件目のお店へ。
「瀧不動生蕎麦」さんです。
門前には他にも美味しいおそば屋さんがあるのですが、ゆさっちはここがお気に入りです。
しかし、混んでるなぁ。
外まで人が並んでいます。
待つことしばし、やっと着席し、寒ざらし蕎麦の天ざるをオーダー。
来ました、ででん!
寒ざらし蕎麦は月山の湧水に浸して仕上げたという触れ込みで、実際新そばの香りを鮮烈に感じます。
そしてやはり新そばならではの強いコシを感じます。
大盛りにすりゃよかったなぁ。
天ぷらも季節の野菜の他にえびが2尾入っていてゴージャスです。
2食目完食です。
ここで問題が、待ち時間が長かったので3カ所目に予定したところに行く列車に間に合いませんでした。
山寺から山形方面に若干戻る予定だったんですが、次の快速はその駅に停まらず、その次は2時間後。
そのお店は抑え的な存在だったので諦めるとして、紅葉の時期だし面白山高原あたりで降りてみようかなと思えど、これも2時間後、最終目的地に行くしかありませんね。
快速仙台行に乗車。
美しい渓谷の面白山高原を通過、長い長いトンネルをきしんだ音を立てながら通過し、有名な温泉地の作並に停車。
次の停車駅の愛子(あやし)からは仙台の都市圏に入り、今までの山あいの景色から一転します。
その愛子の次の停車駅、陸前落合で下車します。
駅からでて、正面からまっすぐ伸びる道を少し歩くと、本日3件目のみずさわ屋があります。
着席して煮卵入りバラ肉そばをオーダー。
「すみません、バラ肉売り切れちゃいました」
え?ええええええええええええええ!?
しょうが無い、煮卵入りチャーシューメンで。
そして来ました。
相変わらずスープが表面張力?ってくらい、たぷたぷに入っています。
スープは魚介系でしょう、旨みと甘みを感じます。
チャーシューは質もボリュームも申し分ないのですが、やはりお勧めは柔らかく仕上げられたバラ肉ですね。
麺は細いストレート麺で、麺の量は多いです。
そしてメニューに煮卵入りの品に「おすすめ」が付いているだけに煮卵最高です。
黄身がとろっと絶妙の火の通りっぷりで、そこに出汁の味が甘く染みこんでいます。
お勧めはやっぱバラ肉です。
みなさんは売り切れないうちにどうぞ。
悔しいので前に食べた時の写真貼っちゃう(笑)
ふう、ラスト完食!
腹ごなしがてら、また駅までぷらぷらと歩きます。
すっかり秋の夕暮れ、仙台行の電車が入ってきました。
仙台到着、ここでちょっとお買い物、晩ご飯とか奥方のご機嫌直しのケーキとか(笑)
本日のラストランナー福島行
帰って参りました
久々に仙山線の美味しいお店を回って、それぞれの個性豊かな逸品をいただき、大満足でした。
仙山線はメジャーではないかもしれませんが、沿線には先ほど述べた立石寺(芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」はここで詠まれました)や、作並温泉があります。
面白山高原で下車して美しい渓谷でぼぅっとしてみるのもいいです。
此地を訪れることがありましたら、お蕎麦やラーメンも楽しんでみてください!
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