夏のおわりに深いみどりの杜へ
海外の観光客の方々を案内するために、大雄山最乗寺に下見に行ってきました。僕は寺社仏閣・古建築群を英語で説明するという修行活動が目的です。
大雄山最乗寺は神奈川県南足柄市にある、天狗の伝説やパワースポットとしても知られる幽玄神秘な場所です。
伊豆箱根鉄道大雄山線・大雄山駅からバスで道了尊を目指します。山道をバスで10分ほど走ると到着。
道了尊バス停前には店舗や看板があり、どれも良い雰囲気。(朝早かったので閉まっていました。)
樹木一本一本が背負っている歴史が深い緑と適度な湿度によって増幅されているような場所になっています。(歴史遺産のような重めな建築に入ったような感覚)
樹木の根が彫刻作品のように乱立しています。
我々建築家の親的存在。「建築」という言葉をつくった建築家・伊東忠太氏の昭和の名仏教建築。調べてみると、1934年築地本願寺と同じ年に竣工していました。(嬉)
もしも伊東忠太氏がいなかったら「建築」という言葉はなく、「造家」という言葉のままだったはずです。。
中でも最も重めなオーラを放っていたこの多宝塔という建築。最乗寺寺院境内の中でも最古の建造物です。造が本当にカッコいいです。
これからも修行活動に行き詰まったらこの聖地を訪れて、自分を見つめ直してみたいと思います。日常の延長にある非日常空間でした。
最後はバス停の売店で、この夏を忘れるためのドリンクを飲んできました。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!これから仕事のことや日常のこと、何かをひとりで始める方に参考になること等を書いていこうと思います。よろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?