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Taskmaster Australia Season 2
何と言っても見どころは矢張りシリーズ1に引き続きタスクマスターアシスタントであるレッサー•トムことトム•キャッシュマン!!!
初回から実験室(みたいな白壁の透明ビニールが張り巡らされた殺人現場の様な部屋)で、ウィルが最年長で床が滑りやすいので彼にわざわざカーペット敷いたりこけない様にと声をかけてたのに、そう言ってた自分がずっこけたり、エピソード2ではレモネード作りにまじ真剣になりすぎタスクの進行具合の監視そっちのけ、地面に落ちたレモンを猛ダッシュで取りに行く動作と表情が可笑しすぎだったし、タスクを手伝って色んなキャラに扮したり三角座りで靴下ちら見せしたり、出演者の言動行動に対するリアクションも、スタジオでのタスクマスターとの掛け合いもバツグンに良くタスク自体より目線がレッサー•トムの方に行く事も多い位。
そして今シーズンも相変わらずタスクマスターは出演者の隠しカメラ等で放送中そこここで素をさらけ出さされていたが、スタジオではスーツ着て金ピカ赤布張りの椅子に座りタスクマスターに扮しているものの普段は芸能人オーラの一切無い普通のおっさん100%で、それが逆にギャップ萌え+オージーらしくて好感度アップ。
オーストラリア版はタスクの出来も全て本国にヒントを得ながらもオリジナリティに溢れ非常にきちんと練られているし、オープニングの演出からだけでも「このメンバー、誰も知らないけど、きっと只者ではないぞ何かありそうだぞ」とワクワクさせてくれたり、タスクマスターハウスのセットも凝っていて (*1) 今シリーズでは庭にバナナのオブジェが追加されていたり、メインのタスク部屋もモダンなスペースバージョンで壁もごちゃごちゃ全面飾り立てられていて、同じロケーションでもニュージーランド版との違いを明確につけているし、回を重ねる毎に新たな発見があったりして見ているだけで楽しめたりして、デザインチームが本国版に負けない良い仕事している。
ところで以前「人民のタスクマスター」ポッドキャストでちょっと言及されてたので気になっていた本国のタスクマスターすら下したことが無いマイナスポイント判定に関して言えば、「厳しすぎるのではないか」と物議を醸したらしいけど、出演者の行いを見たらマイナスは至極真っ当な判断だと思う。増してや最後に席に戻ってきたらマイナスは取り消すと言ってくれてるのに依怙地に戻らずままだったのは流石にいかがなものかと思ってしまった。逆にタスクの結果は失格だったけどきちんと最後まで頑張った時にはいつもなら厳しく「失格は問答無用のゼロ」の所を、ちゃんと努力点を認めて1ポイントあげていたし、ウィルに対してコントは自分の番組でやれとかちょっと厳し目かな?と言う事はあったけど、総合的に見ても案外公平な点数の付け方だと思う。
内容に関係ないけど、横長スクリーンより縦長フォーマットがしっくりくるフィルター活用TikTok世代と言われていたジェニーが「レコード(専用の機械にはめて回転させそこに針を落とすと音楽が流れる摩訶不思議な円盤状のビニールの板)」を知らなかった事にびっくりした。蓄音機と思い違いしてたと判明した際のタスクマスターの表情がわしの表情と全く同じで、逆にレッサー•トムの方はジェニー側に共感していたので、これが所謂ジェネレーションギャップと言うものかと実感した。その後も旧式の携帯電話を見て、「なにこれ〜」みたいな反応で、ジョシュにも「ジェニーは使えないんじゃない?」と言われ、アナログの時計が出てきた時にはタスクマスターに「これ、ジェニー読める?」と言われていたけど、思えば当時最新技術かと思われたCDやDVDも今ではもう過去のものとなりつつり(私自身既にDVDプレーヤーもCDプレーヤーも所持していない)、未だ音質の面でコアな音楽ファンに根強い支持を得ているレコードの方が媒体として長持ちしている方では無いか。いずれにせよ時代の流れと物事の流行り廃れは予想出来ず、何とも恐ろしいものである。
一番おおっと思ったのが最後の個人タスク。バラバラに作って最終的に全員参加の共同ドラマに仕上がると言うものだったのだが、脚本一人、出演二人(+脇役は全員レッサートム!!!)に音響関係裏方二人という配分も良く、しかし、肝心の脚本がロイド担当だった為どうにもこうにも意味不明でその素晴らしさが一切伝わって来ないのもこのシーズンを象徴していてとても良い。
全体的に見てロイドに対する別タスクが多過ぎなのはフェアか否か微妙な所だが、最後のスタジオタスクでマシュマロジャーが一人フルーツジャーになってたのもてっきりスタッフの意地悪かと思いきや実は自分で蒔いた種だったし、しかもそれが逆に有利になってしまったりして、結果を見ればロイドが一番美味しい目をした気がしないでもないので結果オーライと言った所か。(流石に最後の勝者決定の結末は脚本に組み込もうとしてもなかなか上手く行きそうもないタスクマスター史上初の珍事が起こり大変びっくりした。放送開始当初はウィルとロイドの一騎打ちになるかと予想していたのだが、タスクを全然把握出来ていなかったり、集中力が無く途中放棄までしていたアンがいつの間にあれだけ追い上げてきていたのかが不思議。)
(*1) とは言え、第一シリーズを見始めた際、えらくニュージーランド版にタスクマスターハウスが似ているのでオ―ストラリアにも似た場所があるのかと思ってたが、当たり前だけど全く同じロケーションで撮影されていたのだった。しかし近距離とは言え海をまたがねばならず、個人タスク加えチームタスクもあるし日をまたいだタスクなんかもあったりしたので何日かかって全タスクこなしてるのか(一日に出来る限り詰め込んでいるとは言ってたけど)出演者スケジュール調整はどうなっているのだろう?
早くも現在オーストラリアでは第三シーズンも放送中だそうで、出来る限り早くアップして欲しい所。
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YouTube で観られる様になっていたタスクマスターことトム・グリーソンのコメディLighten Up
またまだ観られていないが、同チャンネルで今シーズンのタスクマスターに出演していたロイドとアンのコメディも見られる模様。
更にオージー関連でアマゾンのコメディスペシャルで観て以来オススメのコンビLano & Woodley のフルコメディスペシャルも観られる。
これはネタなのかマジなのかとずっと疑問だった案件が最後に一気に明らかになりちゃんとオチていたのは流石。個人的にはサンドラサリー連呼が懐かし+楽しくてお気に入り。
更にタイカワイティティのドラマ版Time Bandits (Apple TV+) で超久しぶり(30年近く(白目)の時を経て)に2話目でショーンミカレフを見かけた。日本に住んでいる限り彼を一生見ることはないだろうと思っていたので、あまり変わっておらず(銀髪も手伝って当時年齢よりも老けて見えていたのだろうか)元気そうでなによりだった。「これ、滅茶苦茶ショーンミカレフに似てるんだけど、本人なんだろうか?んな訳ないだろうからそっくりさんかな?いやでも似過ぎだな…本人なんてでもあり得る?」と疑問と葛藤しつつ観ていたが、最後のクレジットに名前がどーんと出て来てあっさり本人と確認。よく考えればタイカワイティティの出身国でもありドラマが撮影されたニュージーランドは隣国なのであり得るのだった。(そもそもタスクマスターオーストラリアもニュージーランド撮影じゃないか!)2話目だけでなく最終話にもしれっと違う別の役で登場。
ドラマは第二シーズンあってもいい終わり方になってたけど、あっさりとアップル側からキャンセルされた模様。まあ仕方ないかなと思いつつ、第二シーズンあったらまたショーンミカレフが出てきたかも知れないと思うと、ちょっと残念。