ご自愛しながら働け...ない
地方の建設コンサルタントに勤めている。
一人前の技術者になりたいと思う気持ちと、同時にもう二度と心と体は壊したくないと思う日々だ。
この二つは両立できるんだろうかと最近疑問に思っている。
なぜなら今年の夏と秋に、大きな危機が1回ずつあったからだ。
1度目は、現場の過酷さが原因だったと思っている。一日中、重い道具を持ちながら、山道を歩くのは、精神的にも肉体的にも苦痛だった。吐き気がひどくなり、部屋を出ることができず、会社を休んだ。
2度目は、精神的にどん底まで落ち込み、家族に泣きながら辞めたいと訴えた。
出張の回数を減らしてもらったり、急遽病院に行ったり、カウンセラーさんの助言をもらったりでなんとか乗り越えることができた。
毎週の「出張」が自分にとって大きな負担になっていることは、明らかだ。
でも仕事の性質上、どうすることもできない。今後も、調整しながら働いていくしかない。
先輩はこう言った。いつか'無理'しないといけない時が来る、と。
それは、現場作業に対して体力がなさすぎる私に対してか、時々出張に、1人だけ出ていない私に対してか、その両方なのか、分からないけれども。
その言葉が、とても心に重く響いている。
今ただでさえ苦しいのに、もっと耐えなければいけなくなる、そう思うと気分が重くなる。
「ご自愛しながら、働く」ことが理想だが、それは、なかなかかなわないものなのだろう
せめて、体を壊さないように、自分の状態を注意深くモニタリングして働いていくしかない。
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