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イギリスの小学校(工作)

50年前私はイギリスの公立小学校の2年生でした。その時、一斉に絵を描く図画はなかったように思いますが、絵はしょっちゅう描きました。作文は絵日記でしたし、6歳の子どもなので、説明には絵を添えることが多かったと思います。好きなことをする時間に絵の具で絵を描くこともありました。

一斉にするのは工作が多かったように思います。グリーティングカードを作ったこともありました。窓が開くようになった仕掛けのあるカードでした。

私が一番印象に残っているのは、イースターのたまご作りです。

たまご型に膨らんだ風船の周りに、ちぎった新聞紙を糊でペタペタ貼っていきます。次にちぎった白い紙をペタペタ貼っていきます。数日置いて乾いたら、絵の具で色を塗って模様を描きます。また数日置いて乾かします。数日間の製作中、私は(たぶん他の子も)風船を使って、少し大きめのイースターエッグを作っていると思っています。あくまで風船だと思って、割れないように丁寧にそっと、いろんな作業を行っています。

最後にたまごの風船をハサミで切るという作業があったのです。綺麗に仕上がったたまご風船を切るなんて! まさか作った風船を割ってしまうなんて!やだ!どうしよう割れちゃう!すごく心配!!

ところが、たまご風船は割れません! 

しっかり新聞で包まれ、糊で固められているので割れないんです! 心底驚きました。

半分に切って、中に何かを詰めて仕上げました。風船が割れないことが衝撃で、中に何を入れたか全く覚えていません^^;

ここまで書き終えて娘に見せると、あっさりと言われてしまいました。「固まった段階で先生が風船を割ってたんだと思うよ。周りの新聞紙の皮だけが残って、風船は取り出されていたんだよ。私もやったことある。」そうだったのか〜  50年経って真実を知ったよ。だけど、あの驚きは忘れられないな〜^^

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