TOEFL TPO37 Reading "Thales and the Milesians"【単語・背景知識】
単語
apeiron - アペイロン(無限で無形の物質)
rarefied - 希薄な
supernatural - 超自然的な
compressed - 圧縮された
formless - 形のない
prevail - 広く行き渡る、支配的である
elaborated - 詳しく説明された、精巧な
undoubtedly - 間違いなく、疑いなく
attained - 達成した、成し遂げた
conjecture - 推測、仮定
speculate - 推測する、思索する
intellectual activity - 知的活動
observations - 観察
analogies - 類推
reasoning - 推論、論理
culminate - 結果として(ある状態に)達する ★reach completion
consistent - 一貫した、矛盾のない
internal speculation - 内部の推測
objectivity - 客観性
philosophers - 哲学者
groundwork - 基礎、土台
objective approach - 客観的アプローチ
supernatural - 超自然的な
comprehensive - 包括的な
curved - 曲がった
observing - 観察する
motions of the heavens - 天の運動
cylinder - 円柱
fragments - 断片
natural cause - 自然の原因
heated up - 熱くなる
philosophers - 哲学者
speculate - 推測する
scientific revolution - 科学革命
woven together - 織り交ぜる
internally consistent - 内部で一貫した
critical testing - 批判的な検証
internally consistent speculation - 内部で一貫した推測
satisfied the demands of reason - 理性の要求を満たす
intellectual activity - 知的活動
formless substance - 形のない物質
curved surface - 曲面
unobservable substance - 観測できない物質
objective approach - 客観的アプローチ
early greek philosophers - 初期のギリシャ哲学者
comprehensive history - 包括的な歴史
reason out - 論理的に解明する
curved surface - 曲面
intellectual activity - 知的活動
speculative ideas - 推測的なアイデア
難しいと感じた文章の訳
英文はTPO37から引用しています。
His two best-known followers, though there were undoubtedly others who attained less renown, were Anaximander and Anaximenes.
背景知識
タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネスは、ミレトス学派 (Milesian School) の代表的な哲学者であり、それぞれが独自の視点から宇宙と万物の根源 (origin) を探求しました。彼らの思想は、後のギリシャ哲学や科学 の発展に大きな影響を与えました。タレスは水を、アナクシマンドロスはアペイロン (apeiron) を、アナクシメネスは空気を万物の根源と考え、それぞれが観察 (observation) と論理 (logic) に基づいて自然現象を説明しようとしました。
ミレトス学派は、後のギリシャ哲学に大きな影響を与えました。彼らの自然哲学のアプローチは、プラトン (Plato) やアリストテレス (Aristotle) などの後の哲学者たちに引き継がれ、発展していきました。ミレトス学派の探求は、科学的思考の基礎を築いたとされています。
タレス (Thales of Miletus)
生年と没年: 紀元前624年頃 - 紀元前546年頃
出身地: ミレトス(Miletus、現在のトルコ南西部)
自然哲学の創始者 (Founder of Natural Philosophy): タレスは、神話的な説明を排除し、観察 (observation) と論理 (logic) に基づく自然現象の説明を試みた最初の哲学者の一人とされています。
根源(アルケー、Arche): 彼は万物の根源を「水 (water)」と考えました。これは、彼が水があらゆる生命の基本的な要素であると信じたからです。
天文学と幾何学 (Astronomy and Geometry): タレスは天文学や幾何学の分野でも貢献しました。彼は日食 (solar eclipse) の予測を行い、三角形の相似の定理 (theorem of similar triangles) を発見したとされています。
自然哲学 (Natural Philosophy): タレスは、自然現象を超自然的な力ではなく、自然そのものの力として説明しようとしました。
水の重要性 (Importance of Water): 彼は水が固体 (solid)、液体 (liquid)、気体 (gas) の3つの状態を取り得ることから、すべての物質の基礎であると考えました。
アナクシマンドロス (Anaximander)
生年と没年: 紀元前610年頃 - 紀元前546年頃
出身地: ミレトス
アペイロン(無限、Apeiron): アナクシマンドロスは、万物の根源を「アペイロン」と呼ばれる無限 (infinite) で無形 (formless) の物質と考えました。
地図作成 (Cartography): 彼は古代ギリシャで最初の世界地図を作成したとされています。
宇宙論 (Cosmology): アナクシマンドロスは、地球が円柱 (cylinder) の形をしており、天球 (celestial sphere) が地球を取り囲んでいると考えました。
進化論の先駆け (Pioneer of Evolutionary Thought): 彼は生命が海から起源し、陸上に進化したと考えました。
アペイロン (Apeiron): アナクシマンドロスは、万物の根源は具体的な物質ではなく、無限で無形のアペイロンであるとしました。これは、全ての物質が変化し続けるという観察に基づいています。
地球と宇宙 (Earth and Universe): 彼は地球が自由に宇宙空間 に浮かんでいると考え、天体の運動 (motion of celestial bodies) を説明するために天球の概念を導入しました。
アナクシメネス (Anaximenes)
生年と没年: 紀元前585年頃 - 紀元前525年頃
出身地: ミレトス
空気(エアー、Air): アナクシメネスは、万物の根源を「空気」と考えました。彼は空気が圧縮 (compression) されると水や地球になり、希薄 (rarefaction) になると火になると信じました。
虹の研究 (Study of Rainbows): 彼は虹が自然現象 (natural phenomenon) であると考え、その原因を研究した最初の人物の一人です。
空気の重要性 (Importance of Air): アナクシメネスは、空気が全ての物質の基本であり、空気の濃度 (density) によって物質が異なる形態を取ると考えました。例えば、空気が圧縮されると水や地球になり、希薄になると火になると信じました。
自然現象の解明 (Explanation of Natural Phenomena): 彼は虹などの自然現象を神話的な説明ではなく、自然の法則 (laws of nature) によって説明しようとしました。