TOEFL Reading TPO40 Amphibian Thermoregulation(単語・背景知識)
TOEFL Reading TPO40の"Amphibian Thermoregulation"を解いてみました。
単語が非常に難しく、20個以上わからない単語がありました。
私の正答率は80%でした。
この記事では、この文章を読むのに必要な単語や背景知識を解説します!
TOEFL学習中の皆さんの復習の助けになればと思います。
単語
文章に出てきた単語は下記の通りです。
私が初めて見た単語には★をつけました。
metabolic - 代謝の
thermoregulation - 体温調節 ★
ambient - 周囲の ★
correspond - 一致する、対応する
thermoregulators - 体温調節器官 ★
physiological - 生理学的な
colonizing - 植民地化、定住
prevail - 広まる、優勢である
tolerance - 耐性
acclimatization - 順化、慣れ ★
diurnal - 昼間の、日中の
morphological - 形態学的な ★
permeable - 透過性のある
evaporation - 蒸発
guanine - グアニン(DNA/RNAの塩基の一つ)
solar radiation - 太陽放射
desiccation - 乾燥
heliothermy - 日光を利用した体温調節 ★
thigmothermy - 接触を通じた体温調節 ★
substrates - 基質、下地 ★
hibernating - 冬眠
estivating - 夏眠 ★
conductivity - 導電性、伝導
vital - 生命に関わる、重要な
nocturnal - 夜行性の
semi-arid - 半乾燥の
pyrenees - ピレネー山脈
natterjack - ナタージャックトード(ヒキガエルの一種)★
crevasses - 深い裂け目、クレバス ★
mechanisms - 仕組み、メカニズム
thermal energy - 熱エネルギー
adaptations - 適応
extreme - 極端な
north american - 北アメリカの
newt - イモリ
body fluids - 体液 ★
frost-protective - 凍結防止の
glycerin - グリセリン
glucose - グルコース(ブドウ糖)
african savanna frog - アフリカのサバンナに生息するカエル
hyperolius viridiflavus - ヒペロリウス・ヴィリディフラウス(カエルの一種)★
tree frog - 木登りカエル
phyllomedusa sauvagei - フィロメデューサ・ソーヴァジェイ(カエルの一種)★
gland secretions - 腺分泌物 ★
amphibian - 両生類
背景知識
両生類とは
定義
両生類は、卵から孵化して幼生(オタマジャクシ)として水中で生活し、成長するにつれて陸上生活をするようになる動物のグループです。
皮膚の特徴
両生類の皮膚は非常に薄く、水やガスを通すことができます。このため、皮膚呼吸を行うことができます。
皮膚は湿っている必要があり、乾燥すると呼吸が困難になります。
生活環
多くの両生類は、卵から孵化してオタマジャクシの段階を経て、変態(メタモルフォーシス)を行い成体になります。
成体になると、陸上での生活が可能になりますが、水辺から離れすぎることは少ないです。
生息地
両生類は湿った環境を好みます。池や湖、沼地、湿地帯、雨林などが主な生息地です。
乾燥した地域では、地中に潜るなどして乾燥から身を守ります。
両生類の例
アメリカヒキガエル:
アメリカ大陸に広く分布し、寒冷地から温暖な地域まで様々な環境に適応しています。
一部の種は氷点下の温度でも生存可能です。
アマガエル:
小型のカエルで、木の上や植物の間に生息します。
皮膚から分泌する粘液で乾燥を防ぎます。
変温動物(外温動物):
両生類は変温動物(外温動物)であり、体温が外部環境の温度に大きく影響されます。
自ら体温を発生させることはほとんどできず、環境に依存して体温を維持します。
体温調整のメカニズム
変温動物(外温動物)
両生類は変温動物(外温動物)であり、体温が外部環境の温度に大きく影響されます。自ら体温を生成する能力が限られているため、外部の温度に依存して体温を調整します。
体温調整のメカニズム
行動による体温調整
日光浴(バスキング、heliothermy)
カエルやトカゲなどの両生類は、日光浴をして体温を上げます。日光に当たることで体温を効率的に上昇させることができます。例えば、アンデスのヒキガエル(Bufo spinulosus)は、日の出直後に湿った地面に出て、好ましい体温を達成します。
接触による熱交換(thigmothermy)
地面や岩などの温かい物体に接触することで、熱を体に伝えます。この方法で熱を吸収し、体温を上げることができます。アンデスのヒキガエルは、雨が降ると温かい地面に体を押しつけて、体温を維持します。
物理的適応
皮膚の透過性
両生類の皮膚は水やガスを透過しやすく、体温調整の一環として水分の蒸発を利用します。しかし、これにはデメリットもあり、乾燥しやすくなります。
反射性の皮膚
一部のカエルは、皮膚にグアニン結晶を蓄えて太陽光を反射し、過熱を防ぎます。アフリカのサバンナに生息するカエル(Hyperolius viridiflavus)は、グアニン結晶を利用して太陽光を反射します。
化学的適応
防凍剤の利用
北アメリカの一部のカエルやヒキガエルは、体液にグリセリンやグルコースなどの防凍剤を含み、体液が凍結しないようにしています。北アメリカのカエルやヒキガエルは、体液の約1/3が凍結しても生存可能です。
季節や環境に応じた体温調整
冬眠(hibernation)
寒冷地に生息する両生類は、冬の低温を避けるために冬眠します。
泥の中や深い穴に潜り込み、体温を維持します。
ピレネー山脈以北に生息するナタージャックトード(natterjack toad)は、砂地に深く潜って冬を過ごします。
夏眠(estivation)
乾燥地帯や高温地域に生息する両生類は、暑い夏を避けるために夏眠します。地中や涼しい岩の裂け目に隠れて体温を保ち、乾燥を防ぎます。スペイン南部に生息するナタージャックトードは、夏の乾燥期には活動を停止し、涼しい場所に隠れます。