「終日家の中で過ごす日が週に二日以上あると前頭葉が老化しやすい」はその通りだなー
年をとると、足腰が弱ってくる。
特に頻繁に歩く習慣を付けないと、すぐに動けなくなる。そんな話は聞いていた。
でも実は前頭葉も老化しやすいこと。特に終日家で過ごす日が、週に2日以上あると、急速に老化するという情報が入ってきた。
前頭葉を守るという観点でも、家の中にばかりいてはいけないのだ。
前頭葉は、感情のコントルール。自発性。意欲などを司っているとされる。
この前頭葉は40代から、50代で萎縮が始まる。次第に感情のコントールが難しくなり、何もしたくなくなる。
家の中で、ぼんやりテレビを見ているのはそういう現象の始まりなのか、末期なのか。最近の私は、終日youtube動画を眺めたり、ショート動画をスクロールしていることが多い。スクロールしているだけで、すぐに1時間くらいが経過していて、驚く。
または椅子に座ったまま眠ってしまっている。いずれにしても前頭葉の萎縮によって起きている可能性は高い。
私に起きている前頭葉の老化としては、まず外出が億劫になること。旅をすることを楽しいと思っている自分と矛盾するのだけれど、確かに億劫な時があるのだ。
旅が好き。それは今も変わらないつもりなのだけれど、家でぼんやり過ごすことが快適だと思うことが増えた。
家から出ずに過ごしたら、もったいないと思っていた自分からしたら、これはずいぶん大きな変化だ。
またこれは感情面でも、自分でも驚くことが起きている。
それは若い人に軽く扱われると、いつまでもイライラしてしまうこと。若い人に限らないか。誰が対象であっても、自分の存在を軽んじられたと思うと、腹が立つ。
いやそんな感情は、若い時からあっただろうとは思う。でもバカにされたと思う時の悔しさというか、空しさのような感情が、割と長く残る。
もちろん、そんな感情は表には出さないように心掛けているし、そのことで喧嘩をしたりはしない。でもこれも前頭葉の萎縮が原因だと考えられる。
眠れなくなるとか、イライラするということはあまりないが、私の場合は意欲の減退という形で、老化が起きてきている。
加齢とともに脳が萎縮することは避けられない。でも歩くことを習慣にしている人は、歩かない人の脳が萎縮するリスクの3分の一に抑えることができるという研究もあるらしい。
寝たきりならず、テレビの前で座った切り老人というのも、なんだか人生の晩年の形としては寂しい。
飲酒や、喫煙もこの老化に拍車をかけるらしいから、このあたりのことも頭に入れて生活できると良い。歩くことを習慣化する。大事なのはわかるのだけれど、だんだんそれが億劫になっている。
この億劫さを受け入れてしまうと、萎縮は一気に進むということなのだ。
別に、近所の店まで買い物に行くのでもいい。まずは玄関の扉を開けて外に出ることが大切なのだ。
今のところ、仕事に行けば歩くことになるのだけれど、それが失われてしまうと、自分で自分を追い込まない限りは、誰も私に歩くことを強要する人はいない。
これはある意味恐ろしいことなのだと思う。