夏に長距離走るもんじゃない
二度とおしょろ丸で北極なんか行かねぇ。そう誓った日から一年。僕は緑の襷を受け取り、声援の中走り出した。
こんにちは、全日予選では8区を任されました長距離M2の秋野僚太です。
ひとまず、プロフィールをご覧ください。
出身:新潟 (新潟高校)
学部:水産科学院
研究テーマ:北極海氷の栄養塩
PB: 5000m 15'45
10000m 32'09
ハーフ 1:10'51
フル 2:24'54
好きなもの: 日本酒
北海道大学水産学部は札幌から250km離れた函館にあります。今は水産の長距離部員がいないので普段は一人で練習しています。
(お題) 駅伝振り返り_8区
やっぱり試合の結果ってそれまでにどのようにに練習したかで決まると思います。自分の場合、良くも悪くもフルマラソン仕様の練習メニューとレース構想、七大後からの中距離的なスピード練習、真駒内のコースへの不慣れ、が反映されたと感じています。3ヶ月後を見据えてスピード仕様に体を作っていますが、現状、神経的にはパフォーマンスは向上してきているが肉体的にはまだまだなのと、真駒内のコースでのスピード感が掴めていなかったのが最初思ったより速いという展開になったのだと思います。もちろん直近の調子が極めて良かったので 区間賞狙いで欲張ったのはありますが。また、ガタ崩れを防ぐためフルなら途中意図的に休んでも再び上げていけば、スピード維持してたれるより結果的には良くなりますが、18kmでは短すぎましたね。
走っている時はやらかしたと思っていましたが、後からタイムを見ると意外と耐えたなという印象でした。そこはフル仕様の距離耐性のなせる技。
後輩へ
超ロード長距離特化の自分ですが、はじめから長距離での活躍を目指していたわけではありません。時は遡ること4年前、当時のPC K氏が卒業します。当時2年の秋野は思います、そしたら来年からロング走れる奴いなくね?じゃあ誰が走る?俺が走れるようになろう、と。そこからJogの距離を増やし、今の”極端な長距離適正”に至ります。
ずっと言われていることですが駅伝で勝つんだったら絶対にロングが強い人が多数必要です。現状、10000m〜ハーフくらいの距離を得意とする選手は部にはいないと思います。そういうニッチが生まれている状況だからこそ、部内での競争に勝てない人はそのニッチを埋めるようにロングに転向してもいいと思います。長距離無理と言う人は多いですが、実際ちゃんと練習もしてないのに向いてるかどうかは分かんないし、長距離は練習量増やせば大概伸びるし。自分に合った練習や適正なんてやってみないとわからないのだからひとまず挑戦することが大事だと思います。記録伸びたら楽しいし、チームも強くなる。これこそ一石二鳥。
特に水産学部では一人で練習するシーンが多く、競争という概念が消滅します。その中で本学と同じメニューをするのはぶっちゃけしんどいです。ぼっちファルトレクなんて効果半減でしょ。結果、自分で考えて練習組み直す必要は出てきますが、自分が今必要とする練習を自由にやれるという面もあります。3年次以降忙しくなりますが、走り続けてほしいと思います。だって裏で努力して、強くなって還ってくるのってかっこいいじゃないですか。
終わりに
基本一人で独自メニューをこなしている自分ですが、やはり今年の駅伝の5/8区間を走ったM2の同期の存在は大きいと感じています。個人主義でベクトルもバラバラだけど、お互いに認め合える仲間がいたことは一人での練習・レースの心の支えとなりました。その同期達にこの言葉を送ります、
Very thank you!
(フェアバンクスにて、めんどい試薬の輸送の手続きをやってくれた方に向けて捻り出された最大限の感謝の言葉)
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