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運の貯金?

2023年の9月末に失業するまでの32年間、学習塾の先生としてたくさんの生徒さんたちと楽しく勉強してきました。
私の勤めていた学習塾は勉強の苦手な生徒さんがメインターゲットです。勉強が嫌いな生徒さんや、意欲はあっても学校のペースについていけない生徒さんばかりです。
小学生の算数と国語、中学生の英語、数学、国語を指導し、どうすれば生徒さんによく分かってもらえるのか、どんなやり方をすれば楽しく成績を上げられるのか、日々考え続けていました。
長く通ってもらううちに生徒さんの学力が着実に伸び、ありがたいことに保護者の皆様からもご好評を頂くことができました。
本当に教える仕事は天職でした。

そんな生きがいがなくなってしまいました。しかも受験を控えた中3生二人の通う塾が見つかりません。そこで受験が終わるまでオンラインの指導を引き受けることにしました。

失業給付を見越して、保護者に「授業料はいりません。その代わり私への授業料をユニセフに寄付して下さい。」とお願いしました。(ハローワークでは私の指導はボランティアということで内職とみなされました。)

寄付の理由は、運の貯金をするためです。”就職しないで英検1級に挑戦する”と決め、運に味方をしてもらえるように徳を積もうと思ったのです。
元メジャーリーガーの桑田真澄さんによると”才能のある選手たちが努力を尽くして勝負するメジャーリーグでは最終的に運の良さが勝負を決める”そうで、”誰かのために小さな親切をすることで自分の運の貯金ができる”とのことです。
また中3の受験生の運気も上がるかもしれません。”自分が勉強すると世界のどこかで子どもたちの命が助かる”のであれば辛い受験も乗り越えられるはずです。

はたして英検1級を受験した時に運は私に味方をしてくれたのでしょうか?

結果的に落ちていますから、ダメだったのかもしれません。ただエッセイのテーマが2回続けて私にとって書きやすいものであったこと、2023年第3回のリーディングの大問3の最後の長文が直前に世界史で勉強したエリザベス1世の頃の話だったこと、リスニングのインタビュー問題で2回続けて2問とも正解できたこと、やはり実力以上に得点できていると思われます。
そして生徒さんたちは無事に第一志望の高校に合格できました。

もちろん、運に頼るばかりでなく勉強して実力つけなければなりません。
まずは単語をやらなきゃ・・・


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