減点法と加点法
成功したい、幸せになりたい
人々はそう考える
しかし自分自身の過去を振り返ってみても、歴史を振り返ってみても、人間の生き方も正解というものがあるのならそれは
ではないか?
と思う。
世の中は加点法で勝つことよりも減点法で負けることの方がはるかに多いように思える。
目的達成のため、これをやれというのは少ないが
これはやるなというのはたくさんある。
具体例を思いつく限りでいくつかあげてみよう。
まず睡眠
睡眠にも、これをやると質が悪くなるというのはあるがこれをやると質が良くなるというのは実はない。
試験
難しい問題が解けたから合格というより簡単な問題をミスしたから落ちたという方がはるかに多い。
ミスするな
「孫子」にも「先ず勝つべからざるを為して、以て敵の勝つべきを待つ。」とある。要は勝つのはチャンスを待つしかないがその為は負けないことをまず考えよと言ってる。
人生も同じだ。
幸福になる方法は難しいが不幸にならない方法はたくさんある。
世の中の歴史を見てみても、
成功を生んだり成功から大成功に繋げたりするのは方法論はないが、失敗を生んだり失敗から大失敗に繋がったりするのはパターンがある。
つまり前者を狙うことは難しいが、後者を避けることは容易であるということだ。