すすぎは大匙1杯の水で
昨日、定期の歯科検診に行った。
検診というか、
歯科衛生士の方に歯を点検して頂き、
歯をクリーニングして頂く。
異常が発見されれば、歯科医の元へ送り込まれる事になるが、
今回も無事終える事ができた。
担当の女性に新しいご指導を頂くのが毎回の楽しみだ。
前回は、「お気に入りの歯磨き粉をお使いなのですね。でも就寝前だけは、虫歯予防のために、フッ素が高濃度配合されたものを使ってください」。
高濃度とは、フッ素が1450ppm配合されたものだ。
ギリ虫歯前で踏みとどまっている私の奥歯を心配してのことだ。
ありがたくご指導に従う。
だが今回のご指導は、さらに細かくなった。
「フッ素が高濃度配合された歯磨き粉を、寝る前だけでなく、一日に2回使ってください。その際、チューブから2cmは出してください。そして、口をすすぐのは大匙1杯の水だけで。その後2時間は飲食しないでください」。
いきなり、試合前のボクサーになった気分だ。
歯科医師協会で決まった推奨指導なのだろうか。
一番のポイントは、大匙1杯の水だ。
料理用の大匙は1杯で15gだ。
コップ1杯の水を90gとすると、
今までの六分の一だ。
けれど、私は知っている。
虫歯率の極めて低い北欧のどこかの国民は、歯磨きしたあと、水で口をすすがないのだ。
ぺっするだけなのだ。
テレビのドキュメントで見た。
フッ素を薄めないために、
これができるか、日本人。
なぜ念入りに口をすすぎたいかというと、
歯を磨いた後は、口の中に
食物のカスとか菌とかいろんな物が渦を巻いているイメージがあるから、
それを出し切ってしまいたいのだ。
日本人は汚れを異様に嫌う。らしい。
どうしようか考えたが、
大匙1杯を遂行するために、
歯磨きをする前に、歯から汚れを取っておく事にした。
つまり、
歯磨き粉は、歯から汚れを取るためのものではなく、フッ素を塗りつけるために使うという、認識の変更である。
フッ素が歯以外の体にいいかどうか、は、また別の問題だ。