「 落 ち な い 話 」関 馨

とりとめのない話を気の向くままに書きたくてnoteを始めたコピーライター。 落ちがない代わりに毎日書く。

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最近の記事

眉毛のポイントはげ

円形脱毛観察中の私だが、 実は眉エリアにも毛が生えなくなったポイントがある。 これは、原因がはっきりしている。 半世紀近く前の出来事だ。 その頃付き合っていた人が喫煙者で、 彼を含むグループ数人で歩いていた時のこと。 前を歩いていた彼が振り返った瞬間、咥えタバコの先端が 私の左眉に触った。 火傷はしなかったが、眉毛が少し焦げた。 それから、その部分に毛が生えなくなったように思う。 毛穴って臆病なんだなぁと思ったものだ。

    • 宙に舞うタオル

      家族が新潟のコンサートから帰ってきた。 ずっと聴いてきた矢沢永吉だが、ライブは初めてだった。 ルイジアナー!で、本当に会場の全員がタオルを上に投げていた、との事。

      • 例によって京王線で 向かいに座った乗客を観察している。 二十歳くらいの男女で、 女子のほうがガムの包み紙か何かで ミニ鶴を折っている。 その手元を男子がじっと見入っている。 女子は超ミニに黒のロングブーツ、 男子はピアス&両手にリングと、 見た目は素朴とは言えない二人だが、 できた折り鶴を、ちょうだいと手を広げる男子、笑って鶴を渡す女子の雰囲気は、 素朴な若い恋人同士そのものだ。 彼はスワロフスキーみたいなキラキラ石が付いた自分のリングに折り鶴の尾を挟み、 彼女に写メ

        • 伊賀銘菓せえくろもち

          今日は練香づくり。 出席された方から、故郷の和菓子を頂戴する。 餡入り餅「背黒餅」は、 赤ちゃんの耳たぶみたいに柔らかくて、やさしい甘さ。 美味しくて、 家族と一瞬で食べてしまった。 一番の幸せは、 お香でも、落語でも、歌でも、 人が笑顔になる瞬間を見る事だ。 笑顔になってくれた事に、感謝する。 そんなわけで、 今日は十分幸せを味わった私に、 さらなる幸せを、ありがとう!

          練香三昧

          今日は、明日某所での練香づくりに備えて、 準備に明け暮れた。 昔、自分で作った練香を 初めて使う炭団を活けて、たいてみる。 鳩居堂のものだが、かなり昔の炭団で、 今のものに比べて大きい。 見た目もみっちりしている。 保存状態がよかったようで、 点火も問題なく、 火力もかなりのものだ。 練香をたくのにぴったり。 一木の香りとは全く違う芳香が立ち昇る。 これもまたよし。 夜にかけては、資料類の裏どり。 曖昧な点を一つ一つ潰してゆく。 そうやって調べた事を話題に上げない

          昨日きょうの健康を見た

          友人の知らせで、 円形脱毛の番組をTVerで視聴した。 浜松の大学の、 円形脱毛に詳しい医師が様々な情報を語ってくれた。 大収穫である。 まず原因は、ストレスに限らないという事だ。 頭をぶつけたりした傷やダメージが原因となる事も多いと。 実に思い当たる。 私はよく頭をぶつける。 流血するかも、ぐらいの勢いで、 年に一度は、どこかに頭をぶつけていた。 さらには、慢性的に頭皮を痛めつける事もしている。 和服を着る関係で、よく髪を夜会巻きにするのだが、 その際に使用するコー

          昨日きょうの健康を見た

          矢沢が繋ぐ友達の輪

          昨夜おもしろい事があった。 地元の居酒屋で、私と家族と友達と、三人で飲んでいた。 いつも繁盛している店で、その晩も満席。 私たちは大テーブルで、もう1グループの男女4人と相席していた。 当然、会話内容はお互い耳に入ってくる。 こちらの話題が、家族が矢沢永吉の新潟ライブに行くという段になった時、 隣グループの男性がピクリと反応したのを私は見逃さなかった。 果たせるかな、20秒後にはその人はこちらの会話に混ざっていた。 古くからの矢沢ファンとの事で、 私の家族とはひと回り

          すすぎは大匙1杯の水で

          昨日、定期の歯科検診に行った。 検診というか、 歯科衛生士の方に歯を点検して頂き、 歯をクリーニングして頂く。 異常が発見されれば、歯科医の元へ送り込まれる事になるが、 今回も無事終える事ができた。 担当の女性に新しいご指導を頂くのが毎回の楽しみだ。 前回は、「お気に入りの歯磨き粉をお使いなのですね。でも就寝前だけは、虫歯予防のために、フッ素が高濃度配合されたものを使ってください」。 高濃度とは、フッ素が1450ppm配合されたものだ。 ギリ虫歯前で踏みとどまってい

          すすぎは大匙1杯の水で

          500円ハゲ

          以前に10円ハゲ疑惑を書いたが、 残念ながら、疑惑ではなくなった。 確定である。 休暇中でうちにいる家族に 今朝見てもらったら、 500円玉くらいの大きさ、とのこと。 写真を撮ってもらい、見て、 その景色に軽くショックを受ける。 30代の時の円形脱毛は、 黒い髪の中にある白い丸だったが、 今回の写真は、 白髪混じりの髪の中にある 境界線のはっきりしない空き地だ。 相対的に、もの悲しい。 数ヶ月前のストレスが原因となる場合が多いようだが、 ストレスを必要とする日々を

          シャンパーニュ

          酒の話ではない。 月に一度、シャンソニエで歌っている。 その店の名がシャンパーニュ。 今夜が出番だった。 いま帰宅して、これを書いている。 シャンパーニュの通常営業は、 一晩に4人くらいの歌手が出演するのだが、 今日は初めてご一緒する方がいた。 レジョン・ルイさん。 言葉をデリケートに表現する方で、 歌詞がスルスル頭に入ってきて 聞いていて気持よかった。 私も頑張ろう。

          アルメニアペーパー

          サンタ・マリア・ノヴェッラは知っていたが、 アルメニアペーパーは知らなかった。   簡単に言うと、香料を染み込ませた紙だ。 よい香りだが、食品とは遠い匂い。 それを食品であるカクテルと、どう合わせるのか、 興味津々だったが、 こうきたか。 蓋付きのビーカーを思わせるグラスの中に、小さなグラスが入っていて、 これらが一体化している容器。 独創的。 その小さなグラスにアルメニアペーパーが折り畳んで入っていて、 蓋を開けて、まず香りを聞くと。 これが不思議。 カクテルとペー

          ブートジョロキア

          昨日、お香の仲間に貰った唐辛子。 かわいい見かけによらず、 「2007年ギネス世界記録の辛さ!」と 袋に謳われている。 気になったのは、 「2007年」という文言である。 つまり、2024年の現時点では世界記録ではないという事なのだろうか。 もしそうなら、 私が知らないうちに 年々、唐辛子が進化していたのだろうか。 明日は今日よりも、辛く。と。 皆が言うには、 このブートジョロキアは 刻む時に目の保護が必要で、 素手で扱うのは厳禁らしい。 激辛どころか、劇物であ

          さすがカツ代先生

          里芋の皮の剥き方。 小林カツ代氏の昔の料理本に載ってる方法がいい。 いまのところ。 里芋を皮付きのまま、 上下どちらかを少しだけ切り落として、 竹串が通るまで茹でる。 水にとって、粗熱が取れたら皮を剥く。 私はペティナイフを使った。 皮のとっかかりを最小限の薄さで掴めるから。 するする剥けて、よい。 フキンを使うよりよっぽどよい。 キッチンペーパーも無駄にならないし。 レシピが載っていた鶏そぼろと里芋の料理も美味しかった。 ちなみに前回、里芋の皮剥きに使ってヌルヌル

          里芋のヌメリ

          昨夜は予定通り、 テレビで見た、鮭と里芋の黒酢餡かけを作った。 で、料理中に、 茹でた里芋の皮剥きにフキンを使ったのだが、 フキンに乗り移った里芋のヌメリが半端ない。 濯いでも濯いでも取れない。 ウェブで検索してみるが、 里芋のヌメリの取り方しか出てこない。 フキンについたヌメリの取り方が知りたいのに。

          朝ごはん

          家族が帰ってきたので、 納豆と卵以外も料理を作る。 難しいものはできないし、 誰も期待していない。 しかし私には、人から貰った 茅乃舎のダシという強い味方がある。 これで味噌汁を作ると、 最高に好みの味になる。 今夜は、テレビでやっていた里芋と鮭の料理を作ろうと思う。

          エルム通り

          アメリカ大統領選挙のからみか、 テレビでケネディ大統領狙撃のドキュメントをやっていた。 撃たれた場所は、エルム通り。 そこで、否応無しに昔の映画が思い浮かぶ。 エルム街の悪夢。 そうだったのか、と腑に落ちた。 あの映画で強く印象に残っているのは、 フレディが導く惨劇の数々より、 主人公たちの親世代の日常の暗さだ。 最初から、何かに絶望しているような生気のない表情。 あれは、 アメリカが変わると信じた人々が受けた、理不尽な結末の残り香だったのだ。 実際に、監督や脚本