円形脱毛のクリニック

Webで検索したら、隣の駅前に
脱毛関係の専門医がいたので
本日行ってみた。

専門医だから、
いろいろ聞かれるのではと思い、
普段使っているシャンプーやら、
頭皮を痛めつけた夜会巻きコームなどを持参した。

が、診察は1分で終わった。

医師は、
後ろ頭の患部を拡大鏡で観察し、
周囲の髪の毛を引っ張った。

その後、
彼女が教えてくれた脱毛部分は、
私が想定していた面積より大きかった。

だが、
もうすでに毛が生え始めている、と。
その70%が白髪だから発毛が目立たないけれど…との事。

嬉しい。
そして、
わびしい。

塗り薬を処方して、
ひと月様子を見ましょうと締めくくる医師。

持参した荷物の出番は全く無し。

早く帰れと思われているのではないかと心配になる。

まるで、閉店時間ギリギリまで居座る飲み屋の客になった気分だ。

帰りは電車に乗らず、
黄葉が舞い散る遊歩道を
我が街まで辿った。