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雷雨を踏みつけて

皆さんは、雷雨の中30000歩も歩いたことがあるだろうか。
僕は今日体験してしまった。

正直に舐めていた。むしろ、雷雨のことをカッコいいとまで思っていた時期もある。
黒と黄色且つ"いかづち"や"サンダー"という若かりし学生に刺さるダーク感を持ち合わせているから仕方がない。

横殴りの豪雨、暗くうるさい道、それを照らす雷。
いくらお金が無くてもタクシーで帰った方が圧倒的に最適の選択なのに、僕は歩きすぎた。

実際、天気予報は確認していた。90%の雨が1日中とあった。だから水を通さないことが売りのレインブーツを履いた。
なのに何故だ、終わる頃には雷雨を靴の中で弾かせていた。

座るにもお尻が濡れている。寧ろ座る場所もない。傘も30分に一回裏返る。(耐えてくれてありがとう)
こんなにも辛い思いなのに、湯船に浸かっいる今は家事の全てを率先して笑顔で出来る心持ちなのだ。

芯から温まることに文字通りの感情が湧いた。
インサイドヘッド達も服を脱ぎ出したはずだ。

もし、三大欲求に1つ追加するとしたら、
温欲(ヌクヨク)に限る。

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