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文具と酒と緑色
先日、息子と一緒に近所のOKストアに買い物に行った時の話。もともとは近所の文具店に連れて行かれ、受験が終わったご褒美という名目でシャーペンや筆箱を買わされた流れで、ついでに夕食のお使いも頼まれました。
息子は買うものは決まっていたようで、文房具店に行くなりロットリング600の赤を手にしました。
へー、いいじゃないか。
お金がたまらないとか言われながらも、若い時真っ赤な財布を使っていたのを思い出しました。
・・・たまらなければ、どうということはない。
後日、新宿のBook1stをぶらぶらしていた時、ふと目に留まったDelguardの赤。息子のシャーペンばかり買わされて、自分のものも欲しくなってこれを手に取ったのは、この時のロットリングのせい。ロットリングの赤の方が質感がありますが、Delguardのパキッとした赤も悪くないです。
安いし。
OKの魅力と「控えめな抵抗」
それはそうとOKストアといえば、肉。一方で魚はあまり魅力を感じませんが、奥さんから言われない限りあまり魚にも手が出ないのであまり問題もありません。
OKストアで買うものといえば、肉、ピザ、そしてアップルパイでしょうか。このアップルパイ、リンゴがたっぷり入っていて、個人的にかなりお気に入りです。しかし、買って帰ると「また体に悪いものを…」という顔をされるので、最近は控えめにしています。控えめな抵抗ですかね。
酒コーナーでの出会い
この日、なんとなく家の酒を増やしたい気分になりました。息子がお菓子に夢中になっている間に、私は酒コーナーを探索。
OKストアは基本的に酒を常温で置いています。これは光熱費の節約のために戦略的に実施しているという記事をどこかで読んだ記憶が。しかしその影響で、冷えたスパークリングワインが手に入らないので、結局近所のスーパーやコンビニをはしごする羽目になるのですが…。
そこで見つけた「Chill Green」
この日、私が手に取ったのは「Chill Green」という焼酎でした。麦と「マーガオ」という台湾のスパイスが原料とのこと。マーガオは黒胡椒のような見た目で、台湾の原住民が調味料として使っていたそうです。パッケージもマーガオの種子が生っているイラストが描かれていて、なかなか洒落ています。
実際に飲んでみると、柑橘系の爽やかな香りとピリッとしたスパイス感。癖の少ないジンのような印象です。炭酸で割ると、食中酒として丁度よく、レモンを絞ればドライなレモンサワーという感じです。
緑色に惹かれる理由
「Chill Green」を手に取った理由、単にジャケ買いです。私は昔から緑色が好きで、モスグリーンやオリーブグリーンには特に惹かれます。リュック、AirPodsのケース、さらには以前使っていたグレゴリーの迷彩柄の財布まで、緑色で統一しています。毎日使っているユニクロのノベルティのカップも緑色。
様々なものに一貫性がない私ですが、緑色へのこだわりだけは一貫しています。
別に『ノルウェイの森』が好きだったから、わけではない、はず。
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そんなわけで、近所の買い物がちょっとした小旅行になりました。文具にしても酒にしても、買い物というのはただの消費行動ではなく、小さな発見や楽しさをもたらしてくれるものです。もし皆さんも「Chill Green」を近所で見かけたら、ぜひ一度試してみてください。緑色好きな方は、特におすすめです。
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