「私らしい幸せって?」自己決定感が未来を変える理由
1. はじめに: 日本の幸福度と私たちの現実
「なんだか毎日がモヤモヤする」「もっと幸せを感じたい」。そんな風に思うことはありませんか?日本は経済的には豊かに見える国ですが、世界幸福度ランキングでは非常に低い位置(2024年は51位)にいます。「もっと幸せになりたい」という思いを抱えた方は多いのではないでしょうか。
その理由の一つが、「自分で選んでいる感覚」の不足かもしれません。心理学ではこれを「自己決定感」と呼びます。神戸大学の研究では、自己決定力が高い人ほど満足度が高く、ストレスも少ないことが分かっています。また、経済産業研究所の調査では、自分の意思で選んだ仕事をしている人は幸福度が高いという結果も。幸せと「選ぶ力」には、切っても切れない関係があるのです。
※出典:所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる
https://www.kobe-u.ac.jp/ja/news/article/2018_08_30_01/
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/18090006.html
この記事では、まず幸せと自己決定の関係を掘り下げつつ、日本社会が抱える課題についても触れていきます。そして後半では、人生の手綱をしっかり握るための具体的な方法をご紹介します。
2. 幸福感と自己決定の深い関係
「幸せになりたい」なら、どうすればいいのでしょう?その鍵となるのが心理学の「自己決定理論(Self-Determination Theory)」です。この理論では、次の3つの欲求が満たされることで、人は幸せを感じやすくなるとされています。
1. 自分で選ぶ自由(自律性)
人に指示されるのではなく、自分の意志で選んだ行動が心を満たします。
2. 自分に力があるという実感(能力感)
目標を達成したり、誰かの役に立てたと感じると、「私ってすごい!」という感覚が得られます。
3. 人とのつながり(関係性)
信頼できる人との良い関係が、心の安心感をもたらします。
また、自己効力感(「私ならできる!」という気持ち)や自己肯定感(「私のままでいい」と思えること)も、幸福感を引き出す大切な要素です。これらを育むのは、日常の選択の積み重ねです。
3. 私たちを縛る「選べない社会」
しかし、日本では「選ぶ力」が育ちにくい環境が多く見られます。その背景には、こんな理由があります。
1. みんなと一緒が当たり前
日本では「空気を読む」ことが大切とされがち。他人に合わせることが多く、「自分の意志で選ぶ経験」が少なくなりがちです。
2. 学校や職場のルール重視
日本の教育や職場では、正しい答えを求める文化が強いですよね。そのため、自由に考えたり試行錯誤する機会が減りがちです。
3. 失敗を怖がる社会
「失敗は悪いこと」という価値観も根強いもの。挑戦すること自体がリスクに感じられ、「現状維持」が選ばれやすいのです。
前半まとめ
「選ぶ力」が幸福感を高める鍵である一方、日本の環境はそれを阻む要因がたくさんあります。でも大丈夫!明日の後半では、自己決定力を育てるための具体的な方法をお届けします。きっと、今よりもっと「私らしい幸せ」が見つかるはずです。
プロフィール
占い師 果乃
幼少期より占術を学び、現在は占い師として活動中。占いを日常に取り入れることで自己肯定感を高め、より良い人生を築く方法を研究・実践している。
国家資格キャリアコンサルタント、FP、プライム上場企業で10年以上の管理職経験、経営管理大学院(MBA)卒の資格を持つ。論理的なキャリアアドバイスとスピリチュアルな視点を融合させた独自のアプローチで、特に30代から40代の方々の可能性を引き出し、自分らしく輝く未来づくりをサポートしている。
個別セッションについて
4月以降で開講予定。
3月末まではありがたいことにご予約で埋まりました。
4月以降に占いを活用した才能開花・個別セッションをご用意します。詳細は準備が整い次第お知らせいたします。