【参考資料】公開質問の質問事項2(1)で引用されている裁決書

公開質問の質問事項2(1)では、

日弁連の懲戒委員会は、認定司法書士から弁護士法人が案件を引き継ぐ場合の対価の支払が職務基本規程13条1項に反するかが審査請求において争われた事件において、2021年10月18日に裁決し、その中で「認定司法書士の簡易裁判所における民事事件の代理権限に訴額140万円までという制限がある現行法制下では、140万円超過事件について認定司法書士から弁護士への事件引継ぎのあり方、両者の協力関係の在り方について、弁護士会等においても検討と提言等が望まれる・・・」と判示しました。

と記載しています。


上記で引用した裁決書は、以下のリンク先において公開がされているものです。
引用部分は、裁決書の8頁からです。

参考 https://www.gyotei6m.com/

なお、認定司法書士が最初に誕生したのは、平成15年(2003年)7月28日とのことです。

一方、裁決の対象となった行為は、平成28年(2016年)のもののようです。

そればかりか、現時点においても、弁護士会や日弁連では、140万円超過事件について認定司法書士から弁護士への事件引継ぎのあり方、両者の協力関係の在り方について提言等が行われたという話は聞きません。


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