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ナイチンゲール症候群〈改定版〉|エッセイ


昨日私事で、夫と息子が相次いで高熱を出してしまったことをnoteでお伝えし、しばらく看護に専念したい
申し上げました。それは衷心からです。



病院で検査すると、夫も息子もインフルエンザなどの流行り病ではなく、これまでの疲れと、年始の人混みの中でウイルスをもらってきたようでした。



それはまだ良かったとして、帰宅すると野生の狼のようなふたりは
全く私を必要とせず、
必要なものを持ち込み、部屋に籠もってそれぞれの扉をぴしゃりと閉じてしまいました。


・・・この寂しさってご想像頂けるでしょうか?(愚痴になりかけています)


ーーー


                   
仕方なくリビングで待機して、部屋から出て来たところを気遣わしげに肩に手を触れたら。


「神経が立ってるから触らないで」


と切り捨てられ。


「音を立てないように」


と厳命されて、取り付く島もない状態。


息子は部屋で寝てしまったようで音もしないし、またひとりリビングのソファに座っていると心がぞわぞわしてきました。


(弱ったひとがいるのに必要とされないなんて・・・私のいる意味は何?)


となったのです。


夜までずっとぞわぞわして、noteではあんなに宣言したため開くことも叶わず、頭を冷やそうとまた川沿いを1時間ほど歩きました。


(※この状態を「ナイチンゲール症候群」と呼ぶようです。以下映画より抜粋)


"That's the Florence Nightingale effect."

「それはナイチンゲール効果ってやつだ」

"It happens in hospitals when nurses fall in love with their patients."

「病院で、看護師が患者に恋におちるときのことさ」

『Back to the Future』/アメリカのSF映画


ふだん家庭内では軽く見られているため、
(モラハラではありません)
尽くしてみたい」という手前勝手な思い込みでしかなかったようです。
病気の時くらい、頼って欲しかったのです。
我儘かもしれませんが…


結局1杯の温かいお茶も水も出さず、氷枕を替えることもなく、私は手持ち無沙汰でただ声がかかるのを待っていました。


自立しているのは良いことですけれど、弱みを見せなさ過ぎるのも寂しいものです。


力の無い女性が男性に助けられることで、頼りがいがあるのを感謝できるように、たまには女性にも出番を分けてほしいと思いました。
(完全に拗ねています) 


 

―――


夜になって食欲が出てきた夫は、
餡かけの皿うどんが食べたいと言いました。息子はお握りで良いと言いました。


その後エネルギー補給のために、



「チョコレートパイ出してくれる?」


と言われたので、喜々としてひとつ取り出し、手渡しながら


「私の今日したこと、これくらいしかないよね・・?」

と尋ねると、夫はちょっと悪戯っぽく笑いながら

「そうだね」と答えました。

さらに一言。
(こういう遊びをする人です)


「・・たまに張り切ると、大抵無駄が多いからね」





―――後で頂いたコメントを返しながら気が付きました。


おそらくふたりとも、私と接触するのを減らして、伝染うつさないようにしていたのだと思います。



―――



まあれた話を申し上げましたが、そんな深刻なことではございません。



I also like insects that eat grass.

蓼食う虫も好き好き、なのでしょう。



本日いちばんお伝えしたいのは、noter様への張り切っていた私の反省の気持ちなのです。
ぞわぞわしたときに、数名の方と
変なやり取りをしてしまったのも併せて謝罪いたします。


ナイチンゲール症候群により、
お騒がせして誠に申し訳ございませんでした・・・


何卒これに懲りず、またご厚誼よろしくお願いいたします。

 

 


                        

こんなnoteをお読み頂き、誠に有難うございました。



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また、次の記事でお会いしましょう!



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🩷ふだんのひとこまです🩷


 


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