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セブ復興経過〜その3〜カオハガン島に救援物資を届けてきました

カオハガン島をご存知ですか?

カオハガン島は、マクタン島から船でおよそ1時間のところにある、東京ドームほどのサイズの小さな島です。約700人の島民が暮らしています。

この島は崎山克彦氏が21年前に購入し、以来「カオハガン・キルト」による収入源の創造や、医療・教育環境の整備などに尽力してきたことで知られています。

この島には宿泊施設もあり、予約して宿泊することも可能です。Brightureの生徒さんや日本人スタッフたちもよく泊まりにいっていました。

大きな被害を受けたカオハガン島

このカオハガン島、先月の台風で大きな被害を受けてしまいました。こちら、被災直後の島の様子です。本当に思わず息を飲むような被害です。

そんなわけで、僕らは皆様から頂いた義援金の一部を、この島の復興に役立てていただくことに決めました。

連絡が取れない!

ところが、どう頑張っても連絡が取れないのです。この島は普段でも携帯電話の電波がほとんど入らないのですが、今回の被害により、完全に入らなくなってしまっていました。

どうしてもインターネットや電話が必要なときには、わざわざ船に乗ってマクタン島に移動し、そこからアクセスしていたそうです。このため、とにかく連絡を取ることができませんでした。

しかし、先週になってようやく連絡がつき、今週水曜日の1月26日に、ようやくこの島を訪れることができました。

現地の様子

現地の様子ですが、大変な被害でした。台風の当日は島の三分の一ほどが水で覆われ、島内で唯一のコンクリート製の建物である学校や宿泊施設の母屋に、全員が避難したそうです。

被災後はセブ市内ですら飲料水が手に入らずに苦労しましたが、この島ではいまだに飲料水の入手に困っている状況です。

事前に連絡した段階で、お米と飲料水が足りていないことをお聞きしたので、この2つを大量に準備。その他、20万ペソの小切手を用意して島に向けて出発しました。

到着後に早速、物資配布のための臨時ステーションが用意されました。

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そして、現地スタッフが各家庭にお米と飲料水を分配しました。

その後は、義援金の小切手を、カオハガン地区のキャプテンに手渡しました。

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カオハガン島を直接支援をしたい皆様へ

カオハガン島は、皆様からの支援を引き続き必要としています。こちらから、直接支援することも可能です。

日本国内義援金お振り込み口座
三井住友銀行
長田支店
普通口座3766099
サラザーエラミルヨシエ
——————————————————
フィリピン国内義援金お振込口座
Chisaki Sato
Bank of the Philippines Island (BPI)
Tacloban – Main Branch
Checking Account: 1120003344
Bank Swift Code: BOPIPHMM
Address: Justice Romualdez street, Tacloban city, Leyte

送金をスムーズに行うため、個人の口座を使用しているとのことです。詳しくはこちらのページをご覧ください。

今後の予定

この島以外にも、まだ行政の復興活動が届いてない離島が多数あるので、特に被害の大きかった島を中心に、僕らのできる範囲で支援活動を続ける予定です。

昨年はたくさんの義援金、本当にありがとうございました。今後もこのような形で、皆様から頂いた義援金はすべて復興支援に有効活用させていただく所存です。

今後ともご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。

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シリコンバレー、フィリピン、東京の3ヶ所に拠点を置くBrighture English Adacemy 代表、松井博が、日々あちこちで感じ…

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