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大垣塾の塾生の方から、次のようなご質問をいただきました。

大垣塾では第一日目で、理想のリーダーに向かって、塾生それぞれの方に、
ご自分の理想のリーダーへのビジョンを作っていただきます。

そして、なぜ自分はそれを目指すのか?
なぜそのビジョンなのか?を、
ストーリーやエピソードを交えて2~3分程度で伝えるトレーニングを、
一か月間に渡って自己研鑽していただきます。


その際、ある塾生の方からの次のようなご質問がありました。

①作成したビジョンのストーリーを伝えるのは、文章を読み上げるようなイメージで良いのか?

②それとも、読み上げずに、自分の言葉で想いを伝えた方が良いのか?

と言う質問でした。


読者の皆様はどう思いますか?


大変貴重なご質問なので私の見解を以下のようにお答えしました。

ご質問ありがとうございます。ビジョンを効果的に伝える方法について、
多くの方が悩まれるポイントですので、詳しくお答えいたします。


ビジョン説明の方法について


ご質問の内容は、ビジョンを説明する際に、文章を読み上げるべきか、
それとも自分の言葉で想いを伝えるべきか、という点ですね。

この問題については、改めて重要なポイントをお伝えします。


自分の言葉で話す重要性


プレゼンテーションでは、文章をただ読み上げるよりも、自分の言葉で話すことが重要です。

なぜなら、自分の言葉で話すことで、相手に3倍伝わりやすくなることが科学的に証明されているからです。

これは、聴衆が話し手の感情や熱意を直接感じ取ることができるためです。
そのため、結論としては②の「自分の言葉で伝えること」を強くお勧めします。


実践的なアドバイス


しかし、全てを暗記して話すのは難しいこともあります。そこで、以下の方法を試してみてください。



マインドマップの活用


文章を丸暗記するのではなく、マインドマップを使って要点をまとめましょう。

マインドマップは、情報を視覚的に整理するツールで、主要なポイントや関連するアイデアを一目で確認できます。

これを使うことで、話の流れを把握しやすくなり、詰まった時にチラリと見るだけでスムーズに話を続けることができます。



ストーリーやエピソードを入れる


ビジョンを伝えるには、なぜ自分がこのビジョンを目指すのか、ストーリーやエピソードが必要です。

そして、ストーリーを伝える際には、その情景や感情を具体的に思い浮かべることが重要です。

例えば、会社のビジョンを説明する際に、そのビジョンが実現した未来の情景を具体的に描写してみてください。

「私たちの会社が達成したいビジョンは、全社員が笑顔で仕事に取り組み、お客様から感謝の手紙が毎日届くような職場を作ることです」
といった具合に、

そのビジョンが現実になった時の感情や情景を、詳細に描写することで、聴衆はそのビジョンに共感しやすくなります。



エピソードを交える


具体的なエピソードを交えることも効果的です。

例えば、「私が新入社員だった頃、初めてのプレゼンテーションで全く上手く話せなかった経験があります。

しかし、その後、自分の言葉で話すことの重要性に気付き、練習を重ねることで大きな成果を上げることができました。


この経験から、自分の言葉で話すことの大切さを実感しています」といったエピソードを交えると、聴衆はより親近感を持ち、話に引き込まれます。



想いや祈りのエネルギー


リーダーが本気で想い、それを本気で伝えることは、理想のゴールに向かっての第一歩です。

想いや祈りにはエネルギーがあると、私自身も年を重ねるごとに感じています。

このエネルギーを活用することで、聴衆に強く印象を残すことができます。


例えば、あるリーダーが自社のビジョンを社員に伝えた際、そのリーダーの熱意と情熱が社員全員に伝わり、全員が一丸となってそのビジョンの実現に向けて動き始めたという事例があります。

このように、本気で伝えることの力は計り知れないものがあります。



最後に


大垣塾での今回のご質問への答えが、リーダーの方々のビジョンを、効果的に伝える際の参考になれば幸いです。
ご質問に心より感謝申し上げます。

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