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ワクワクするゴールイメージ、「ビジョン」で心を燃やせ!


ビジョンがチームを一つにする!


リーダーはビジョンを通して、映画のラストシーンのような感動的なシーンをチームメンバーに見せられるのかが問われているように思います。


ビジョン経営が大切であると言われて久しく、多くの経営者やリーダーが
組織のビジョンを掲げていますが、現実はなかなかうまく行っていないというのが現状ではないでしょうか?


会社のビジョンを朝の朝礼で唱和したり、ビジョンの書かれたカードを全社員に配ったり携帯させたり、


社内試験の問題でビジョンについて出題したりと、私も経営者時代にいろいろなトライアルを繰り返してきました。


しかし、なかなかうまく行かなかったというのが正直なところでした。


では、どうしたら組織やチームはビジョンの下に一つになれるのでしょうか?




ゴールの先に広がるワクワクする景色を見せられるか?


私は、ビジョンの成否はリーダーが「ビジョンを使って、ゴールの先に見える、ワクワクする景色。映画でいえば感動的なラストシーンを、メンバー全員に見せられるか?」どうかにかかっていると思っています。


実は私は、2007年に首都圏の101の事業者とともに電子マネー「パスモ」を導入した時、パスモの社長をさせていただきました。


また、2012年、東京スカイツリーを開業した時、鉄道の取締役広報部長として、スカイツリー開業に深く係り、広報チームのプロジェクトリーダーとしてリーダーシップを発揮してきました。


これらの成功したプロジェクトには共通して、メンバー全員の心がビジョンの下に一つになり、ワクワクするようなゴールイメージをメンバー全員が持っていたという点があります。




具体的な成功事例


パスモ導入プロジェクト
パスモのビジョンは「運賃表を見ないで、自由に電車に乗れる社会を作りたい」でした。そしてこの夢は、鉄道人ならだれもが持っていた夢であり、パスモのビジョンでした。


そんな感動的なゴールイメージ・ビジョンを、このプロジェクトに係わったすべての人や、101の交通事業者が共有していたのを覚えています。


だからパスモは成功し、今や首都圏で4000万枚を超える枚数が発行され、交通インフラとして確立しました。


東京スカイツリー開業の例
東日本大震災の後の開業で、日本全体が暗く落ち込んでいた時、
「世界一のタワーを建設し、震災復興日本のシンボルを作る。そして日本を元気にする!」


というビジョン、ワクワクするゴールイメージが掲げられ、広報チームが推進役となり、タワー建設に携わった57万人の人々がこのビジョンの下に力を合わせて、困難を乗り越える事に成功しました。


そんな我々を、メディアの方々も連日連夜、報道で後押しをしていただきました。



メンバーの心に火を付ける方法

リーダーは、どうすればメンバーの心に火を付けられるのか?

仕事やプロジェクトを進めることで、「誰を幸せにして、社会をどう変えて行くのか?」

リーダーがそれをビジョンとして、チームメンバー全員に見せられるかが問われています。


我々リーダーは、単に会社のビジョンを暗唱させるのではなく、道は険しくとも、あらゆる方法でビジョンの先にある素晴らしいゴールイメージを、リーダー自身の言葉で熱く語りかけ、


リーダーの行動や姿勢を通してビジョンを実行し、チームの行動指針としてビジョンを生きたものにしていくため、最大の努力を傾けることが必要です。



実践するリーダーシップ

ジャパネット高田の高田前社長は、「ビジョンは言葉ではなく、トップの私の行動で伝える!」と言っています。

まさにビジョン経営を成功させるための真髄がこの言葉にあるように思います。

ビジョン、つまりワクワクするようなゴールイメージを、メンバー全員で共有した時、ビジョン経営の素晴らしさが実感できるようになります。

リーダーの皆様、道がいくら険しくとも、ビジョン経営は成功への道であり経営の神髄です。

腹を据えてそれに取り組むことを続けて参りましょう。




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