リーダーシップとは何か?
リーダーにとって最も重要な事は何でしょうか?
私は「部下のモチベーションを高めること」だと思います。
では、なぜこれが最も重要な事なのでしょうか?
今回のブログでは、「仕事の成果を生み出すものは何か?」という疑問に焦点を当て、ご一緒に考えてみたいと思います。
リーダーシップとは「あり方」
まず結論から言うと、人がわずか1%でもやる気を出すと、驚くべき変化が起こります。
なぜなら、仕事の成果は部下の「行動量」と「行動の質」に依存しているからです。
例えば、テレアポの仕事で1件のお客を獲得するために100件のアポイントが必要な場合、
2件獲得するにはアポイントを倍にするか、アポイントの質を向上させる必要があります。
では、部下の「行動の量や質」を向上させるにはどうしたらいいのでしょうか?
私は以前、このポイントを理解せずにリーダーとして活動していました。
というのは、部下に細かい指示を与え、進捗を厳密にチェックし、
思い通りに動かないと不機嫌になり叱責することが日常でした。
これが「コントローラー型リーダー」の典型だと思います。
しかし、部下が成長せず、最終的には私が直接仕事に手を出すことで忙しさが増し、悪循環に陥りました。
このようなリーダーの方は身近おられませんでしょうか?
では、この悪循環から脱出するためにはどうすればいいのでしょうか?
部下のコントロールを手放す
答えは、部下をコントロールするのではなく、部下の「やる気」と「自発性」を引き出すことです。
これを内発的動機付けと呼んでいます。
冒頭で述べたように、「行動量」や「質」を向上させることが仕事の成果につながると言いましたが、
人がやる気を出さない限り、行動そのものが起こりません。
リーダーが指示を増やせば増やすほど、受け身になりやすく、やらされ感が高まり、モチベーションが上がらず、結果として成果が上がらなくなります。
結論として、「リーダーの最も大切な仕事は、人をやる気にさせることなのです。」
人が1%でもやる気を出すと、成長が始まり、
チームが1%でもやる気を出すと、もっと強いチームと戦いたくなったりと、
大きな変化が現れ、より強いチームになります。
現在、人手不足と働き方改革が進んでおり、リーダーや管理職の負担がますます厳しくなっています。
この状況を改善するためには、人をやる気にさせることが何よりも重要です。
そしてリーダーは仕事の進捗管理だけでなく、部下のやる気にもっと注力すべきです。
部下の能力が未熟でも将来の可能性を信じ、
①仕事を任せ、
②失敗から学ぶチャンスを奪わず、
③コミュニケーションを重視し、
④働きやすい環境を整え、
⑤部下を精神的に支えることが
実は成果を上げる最短ルートなのです。
それには部下への愛情と、リーダーとしての勇気と覚悟が求められます。
部下のやる気を高めるための実例を、私のブログではお伝えしています。
お楽しみに。
※5ヶ月間でリーダー力を一気に高める「大垣塾」にご興味のある方はこちらをご覧ください。
☞ https://peraichi.com/landing_pages/view/ogakijuku