森保ジャパンの意思決定スタイル
森保一監督のノート。今話題になっています。
インタビューに答えて、森保監督が語ったノートにメモを取る理由については三点。
①自分が試合中気づいた事を書いて行く。
②その気づいた事に対して、コーチの意見も聴いて、コーチもそう感じている事を、ハーフタイムや試合後に選手にフィードバックする。
③選手のモチベーションを上げる言葉を常に考えメモする。
とのことでした。
ここで感じる点は、強豪ドイツやスペインを逆転で破り、世界を驚かした森保ジャパンの意思決定スタイルや、森保監督のリーダーシップについてであります、
この3つのポイントは、ビジネスにおける意思決定についても、大変参考になるように思います。
まず一点目は、企業のリーダーの中には、自分自身の考えを深めることなく、結果至上主義に陥り、途中プロセスをふっとばして、
組織の方針だとの大義名分により、上から言われた通りの言葉を使って、なぜそうするのか、どこへ行こうとしているのか?深く考えることなく、部下やメンバーに指示しているリーダーが多いように思います。
リーダー本人が現場をしっかりと観察し、自分としての考えや・気づきを深めるプロセスが大切であることを教えてくれています。
二つ目は、リーダーとして独断専行ではなく、森保ジャパンの意思決定スタイルは、組織の№2や№3、など、トップを補佐してくれているメンバーからの多角的な視点を大切にしている点だと思います。
特に、チームのマネジメントを担当してくれているコーチを、意思決定に参画させ、巻き込み、意見を反映させることで、リーダーの間違うリスクを回避し、
さらにマネジメントグループのモチベーションも併せて高める努力をしている点です。
リーダー一人出てできる事はそう多くはありません。
結果至上主義のリーダーがなぜ失敗するのか?森保監督の意思決定スタイルとリーダーシップは我々に多くの示唆を与えてくれています。
責任はリーダーが当然背負いながらも、衆知を集め、総力で強豪を倒す。
まさに全員野球の日本に適した意思決定スタイルや、チームメンバーのモチベーションを高める仕組みが、今回の森保ジャパンの快挙に繋がったのだと確信しています。
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