タレント名鑑「木村拓哉」
「木村拓哉はカリスマだ」よくそう言われるが、それは絶対に違う。
日本の男性アイドルで、あれだけ器用で、如才ない人は昔も今もいない。彼はどこまでもマルチで「ボロを出さない」のだ。
歌も踊りも演技も上手いのだが、国宝級のずば抜けたスキルはない。でも、受け手のファンタジーを絶対に崩さない。
彼の立ち回りのうまさは『SMAP×SMAP』で求められた一言コメントの面白さ、秀逸さに表れている。彼の最高傑作は「とっさの一言」だと私は今も思っている。
「キムタクはいつもキムタク」と呼ばれている。本人もそれを変えない。なぜなら、それが一番需要があるからだ。木村拓哉は日本の男性史上最も高レベルで「アイドル」していて、今もそれを続けている。