スマブラステージ【番外編 AD.2XXX.地下鉄のカマイタチ】
昨夜午前0時頃、地下鉄■■線で回送中の電車が、巨大な爪のようなもので切り裂かれ、強烈な金切り音をたてて半壊した。
運転士は巨大なイタチのようなものを目撃しており、車載カメラでもおぼろげながらも確認されている。
■■線は現在、全線を停止し線路内で巨大イタチを捜索しているが、今なお発見されず、市内に動揺が広がっている。
イタチは、哺乳類、食肉目、イタチ科の動物。
胴体が細長く、小さい隙間を通り抜けることに長けて、木登り、泳ぎも得意とする、適応力の高い動物である。
(カワウソ、ラッコはイタチ科に属する)
小型だが凶暴で攻撃性が高い。肉食を好む雑食性で、ネズミ、トカゲ、鳥、魚、昆虫などさまざまな動物を捕食する。自分より大きい獲物にも恐れることなく攻撃し、一部のイタチは飛び跳ねて踊るような動作で相手を動揺させて、頸動脈を噛みきり獲物を仕留める。
こうした特徴から、近代以前の日本では、イタチは人を化かす妖怪になると認識されていた。
「鎌鼬(カマイタチ)」は、鎌のような爪を持った目に見えないイタチで、風に乗って人を切りつけることで、身に覚えがない切り傷が突然できると考えられていた。
高さ3.8メートル、長さ18メートル、時速100kmで走る電車を切りつけるようなイタチはこれまで確認されておらず、人知を超えた妖怪であるカマイタチとの関連性の調査が求められている。