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スマブラステージ【AD.1650.秋のひまわり】
【AD.1650.秋のひまわり late summer sunflower】
— スマブラステージ博物館 (@rurotamiphyli) December 15, 2023
夏の終わりの枯れゆくひまわりのスマブラステージ。地面に落ちる種に巻き込まれないよう頭上に注意が必要です。#スマブラ #smashbros #ひまわり #ヒマワリ #晩夏 #ヒマワリの種 pic.twitter.com/89rgr8c0Rc
ヒマワリは北アメリカ大陸南西部を原産とするキク科の植物です。キク科の植物は小さい花が大量に集合して一つの大きい花の形になる頭状花序(とうじょうかじょ)という生態を持ち、ヒマワリの花では外周に黄色い花弁を持つ舌状花が咲き、内側に小サイズの筒状花が密集しています。開花したころの頭花(花の全体)は皿のように中央がくぼんでいますが、筒状花の受粉が進むと頭花が膨らみ大量の種を作ります。花が枯れる夏の終わりには重くなった頭花がうつむくように地面を向き、野生種であれば、地面に種をばら撒き種を餌とする動物によって拡散されて新たな個体が発芽します。
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種(種子)を使って繁殖する種子植物が誕生したのは約2億5千万年前、芽を成長させるための栄養が蓄えられた種は、動物たちの格好の食糧でした。種は腐敗しにくいことから貯蔵しやすく、米、麦、豆、とうもろこしなど人間が食べる主要な穀物は種子が多く、人類は種を育てて収穫することによって人口を増やすことができたと言えます。
ヒマワリは1510年にスペインに持ち込まれ、17世紀にはヨーロッパ各地へ伝播しました。ヒマワリは観賞用の花であるとともに、種に油を豊富に蓄えた食用植物でした。17世紀の地球、特に北半球は寒冷化によって飢饉が多発していており、やせた土地でも育ちやすいヒマワリの種は食糧不足を補う活躍をしました。
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このスマブラステージでは、枯れたヒマワリの花から種が落ちるギミックを搭載していています。種に巻き込まれて場外に落下することもあるので、頭上に注意が必要です。