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スマブラステージ【AD.1979.大気圏再突入】
スマブラステージ
— スマブラステージ博物館 (@rurotamiphyli) April 5, 2024
【AD.1979.大気圏再突入 Atmospheric Re-entry】
大気圏に突入する、宇宙ステーションのスマブラステージ。機体が分解されて舞い上がるギミックを楽しめます。#スマブラ #smashbros #宇宙ステーション #SKYLAB #宇宙 #宇宙開発 #大気圏再突入 pic.twitter.com/wntoSG4oPt
大気圏に突入して、砕けて燃え尽きる宇宙ステーションのスマブラステージです。
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爆弾ブロックを破壊すると・・・
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機体の一部が、切り離されて飛び上がります。
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落下の後、機体は復活するので、対戦中何度でも切り離せます。
・前回のあらすじ
1973年に宇宙に打ち上げられた、アメリカ初の宇宙ステーション、スカイラブは、9か月間稼働した後、1979年に大気圏に再突入して高熱で分解されながら地上に落下する運びとなりました。
・大気圏突入時の超高熱
飛行物体が地球の引力を振り切り、衛星軌道に乗るには約秒速 7.9 km(時速28000km:一般的なジェット旅客機の30倍の速度)が必要です。逆に言えば、衛星軌道を回っていた物体が地上へ落ちる時には、秒速 7.9 kmに近い高速で動いていることになります。
大気中で、物体が音速(時速1225km)以上の速度で動くと、物体の前方の空気が圧縮されます。空気が圧縮されると、空気中の分子が激しく衝突して、高温に加熱されます。
速度が速いほど空気の圧縮による加熱は強くなり、大気圏に突入する物体は、時には1万℃以上まで熱せられることがあります。
スカイラブは全長25m、重量68tの巨大な物体でしたが、突入時の高熱と衝撃でバラバラに砕けて地上に落下しました。
落下地点のオーストラリア南西部では、スカイラブの破片が、光りながら空を落ちる様子が目撃されています。
・その後の宇宙開発
1969年のアポロ11号月面着陸は、世界中の関心を集めましたが、アメリカ国民は大きな達成に満足し、1970年代にはソ連との緊張状態がやや緩和され競争意識は薄まり、1980年代のアメリカは財政難で、莫大な予算のかかる宇宙開発は縮小されるなど、1960年代の熱狂と比して、人々の宇宙への関心は急速に減じていきました。
しかし、その後も、無人の宇宙探査機は何機も打ち上げられていて、通信衛星や気象衛星などの人工衛星が、生活に欠かせないインフラに成長するなど、宇宙開発の技術は進展を続けています。
現在進行中のアルテミス計画では、月の軌道上に、月面開発の拠点となる宇宙ステーションを周回させて、人類が月を開発する足掛かりにすることが構想されています。