徳島そして広島へ ①
私と妻は圏央道を走っていた。
車内には愛ウサギも乗っている。
今回は四国、そして広島を目的地としての小旅行だ。
雪の予想も出る中、車を使用することに少々の躊躇いもあったが、タイヤチェーンも用意しガソリン、オイル、バッテリーも点検し、準備を整えて出発した。
2時間程で海老名インターを降り、愛ウサギを預けるため「シッポホテル」に向かった。
この「シッポホテル」というのはウサギ専門のホテルで犬猫はいない。
それで、ウサギは怯えることなく、快適に過ごすことが出来る。
我が愛ウサギは海老名シッポホテルは二度目の利用となる。
愛ウサギも慣れたもので、小さなケージに入れて到着するまでの時間、リラックスした様子で毛づくろいをしている。シッポホテルに預け、別れるときも嫌がる素振りを見せないどころか、喜んでいるくらいだ。
おそらく、我が家で一匹で過ごすよりも他のウサギの気配を感じながら過ごす方が安心出来るのかもしれない。
愛ウサギ君と別れ、私達は東名高速に進路をとった。
今回は娘も一緒の旅行ではあるが、仕事の都合で和歌山港で落ち合うことになっている。
何故、和歌山港かというと南海フェリーで四国に向かうためだ。
以前行ったときは淡路島軽油で四国に向かったが、船を利用することを思いつき、家族も同意したので和歌山港での待ち合わせとなった。
翌日出航のため、この日は車内で一泊し時間調整した。
午後４時２０分の出航に間に合うように待ち合わせしたが、娘が思ったより早く着きそうなので、南海線の始発駅の大阪難波での待ち合わせに変更し、私と妻は電車で難波に向かった。そこで娘と無事に会い、時間まで周辺を歩くことにした。
難波と言えば道頓堀。
外国人観光客の多さに驚きながら私達は歩いていった。
実は私、７年ほど大阪で過ごしたことがあり、多少の土地勘はある。
ただ観光客の多い南はさほど詳しくもない。
とりあえず小腹を満たすため「たこ焼き」を買うことにした。
SNSで有名な店には長い行列ができていたので、それらは避け一軒の店で買い道端で食べた。やっぱり大阪の「たこ焼き」は美味しい。
その後、心斎橋付近まで歩き、難波駅に戻り私達は南海特急サザンに乗り、フェリー乗り場がある和歌山港に向かった。
・・・続く