エビチリの不思議
小さな頃、母親に連れられて街を歩くと、中華料理店の小ウインドーの中に食品サンプルがあった。記憶を辿ると、今になっても強烈な印象を残しているものは「鯉の丸揚げ」と「エビチリ」だ。
食品サンプルで食べることは出来ないが、「鯉の丸揚げ」は大きな鯉を姿そのまま揚げている形で、子供心に恐かった。食べれば美味しい料理だと思うが、そのときには、とても食べたいとは言えなかった。
エビチリはオレンジ色っぽいソースが不思議でならなかった。その正体は何なのだろうかとずっと思っていた。大きくなって食べたときに辛さと甘さが交じり合ったソースが美味しく、一度で好物になった。
先日、テレビを視ていたら中華料理店特集をしていて、私は急にエビチリを食べたくなった。どうせなら自分で作ろうということになり、幾つかのレシピを参考に作り始めた。
【材料】
剥きエビ(大きめのもの)
<下味用合わせ調味料>
酒、サラダ油、塩、すりおろし生姜、豆板醤(片栗粉)
<煮込み用調味料>
酒、ごま油、醤油、すりおろし生姜、トリガラスープの素、ケチャップ
1,下味用合わせ調味料に海老を入れ下味をつける。
炒める直前に片栗粉をまぶす。
2,炒めた海老に煮込み用調味料を入れひと煮立ちする。
とろみがつけば出来あがり。
甘辛くとても美味しかった。でも、ケチャップを入れることで、あの色と味が出せるとは驚きである。
いいなと思ったら応援しよう!
私が書く文章は、自分の体験談だったり、完全な創作だったり、また、文章体も記事内容によって変わります。文法メチャメチャですので、読みづらいこともあると思いますが、お許し下さい。暇つぶし程度にお読み下さい。今後とも、よろしくお願いいたします。