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Weekly Kpop (240603-240609)

1> Men's Tear - AK47

芸人二人のコントユーチューブチャンネルによるヒップホップチームMen's Tearのシングル。「AK47に撃たれて死亡した外祖母」という無茶苦茶な歌詞は、韓国のヒップホップの歌詞がありもしない武勇伝ばかりだということをひねくった結果ですね。色んなチャートで1位を取るほど大人気な曲になってました。本業は芸人だし、フルアルバムも無いですが、色んな意味で強い歌詞と、そして意外なことに、ラップが普通に上手いということで一般リスナーの評価も良い方です。

そして現状、このチームは韓国ヒップホップの論争の嵐に巻き込まれています。複数のヒップホップファンやミュージシャンから「こいつらはただの芸人。ヒップホップをネタにしてるだけ。リスペクトが無い」という話が出て、あげくはベテランラップミュージシャンがSNSでこのチームを非難し、ディス曲を出すラッパーも多数です。それでもネットの世論はMen's Tearに傾いてる様子です。

この背景には、Men's Tearがパロディーする韓国ラッパー達の一面が見る人の共感を得たこと、一般リスナーが韓国ヒップホップのパターンに飽きていることなど、色んな要素があります。この話題は、アジアでヒップホップというジャンルが何故難しいのかを見せる事件でもあると思うので、いつか詳しくこの話をしてみたいです。


2> TWS - hey! hey!

去年から今年は「清涼感ある男の子達」という流れが強いですね。RIIZEと一緒のプレイリストで聴いたりするグループです。似たような感じでもRIIZEとTWSは振り付けとか、力の入り方とか、そういう違いが楽しいと思ったりもします。

A-Haの「Take On Me」はもうお腹いっぱいって感じもしなくはないのですが、ただの繰り返しにならないように色んなエレコトロニカジャンルからソースを一つまみづつ持ってきて入れたようなトラックでした。


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