入玉党のススメ①入玉の魅力
らおです。
突然ですが、皆様、入玉していらっしゃいますでしょうか?
私は入玉将棋が好きでねぇ…
相手の攻めをヌルヌルかわして相手陣にトライ、勝利条件を「玉を詰ます」から「27点法」に書き換えた瞬間なんてもうたまらないですね。
しかし、入玉ってよく分からない。宣言法の条件ってなんだっけ?という声もたまに聞きます。なんなら宣言した方が負けた将棋を見た事もあります。
なんてもったいない!
もっと入玉の魅力を皆様に伝えたい!
ということで、勝手に入玉党広報として、思いつきで企画を立ち上げました。
入玉とは
まず、入玉とは何ぞや?という所からご説明いたします。
入玉とは、文字通り相手陣に自玉が入ることです。主に終盤、相手に追いかけられた王様が逃げ延びて成立することになります。
しかし、入玉党はそんな情けないことはいたしません。
むしろ、玉自ら先陣を切って敵陣に突撃し、積極的に「宣言勝ち」を狙いに行きます。(詳しくは次回以降)
宣言法について
さっきから宣言って言ってるけど何さ?
という方にご説明いたします。
宣言とは、「入玉宣言法」と呼ばれ、将棋で唯一、自分から勝利を宣言できるルールのことです。
ここでは主にアマチュア間で適用される27点法について扱います。
まず、宣言勝ちをするには以下の条件を満たす必要があります。
①自玉が相手陣の3段目以内にある
②自分の駒が玉を除いて10枚、相手陣に侵入している。
③自分の手番であり、王手をかけられていない。
④玉を0、小駒を1、大駒を5点として計算し、持ち駒と盤上のコマを合計して先手なら28、後手なら27点以上ある。
うっかりしやすいのは②と④。
特に名前に騙されて先手番なのに27点で宣言すると宣言した側の負けになるので気をつけましょう。
魅力
①領域展開
なんと言っても自分のフィールドで戦えるのがデカイ。
だってみんな入玉将棋の練習なんてしないでしょ。
でも自分はは知ってる。点の稼ぎ方も、入玉の妨害も、その外し方も私は知っているし、慣れている。
これはかなりのアドバンテージになります。
②スリル
やはり穴熊とかと比べても非常にリスキーな将棋になります。1手間違えたら即詰みなんてザラ。
故に普通の将棋では味わえないスリルがそこにはあります。
③長手数
通常、将棋は
駒組をする→戦いが始まる→相手の玉を捕まえる
ですが、入玉将棋は
駒組をする→戦いが始まる→入玉する→相手の玉を捕まえる
と、1手間入ります。
つまり、その分長く、濃密な将棋を楽しめます。
特に相入玉になって点数勝負のドロドロな展開になった時なんてたまりませんよ(*´﹃`*)
デメリット
私が受けていた憲法の授業を持っていた教授が言ってました。
メリットばかり言ってくるやつは信用ならんと。
なのでデメリットもお伝えします。
①勝率が落ちる
当たり前ですが、そんな1手ぱったりの将棋を指してたら普通に指すのと比べて慣れるまでは勝率が落ちます。
当たり前です。
勝ちたいだけの人は穴熊でもやっててください。姿焼きにして差し上げます。
②感覚がバグる
当然普通の将棋では無いので感覚がおかしくなります。加えて相手玉を攻めるという思考がどこかへ行ってしまうこともよくあります。
③ストレス
攻められてばかりの展開になるので、ストレスが溜まる人もいます。という方大体の奴らはそうだと思います。
スレスレで相手の攻めをかわすスリルに酔えない人は向いてないです。
さて、相変わらず文章がとっちらかっていますが、少しは入玉将棋の魅力をお伝えできたでしょうか?
要するに、
①スリルがある
②自分のペースに持ち込める
③長期戦ができる
の3つが主な魅力です。
では次回、戦型選択編でお会いしましょう。
(* ̄▽ ̄)ノ~~