海外赴任帯同生活後の就職活動⑥:まとめ

 今回で最後です。就職活動で思った・感じたことを書いておこうと思います。


転職エージェントの言うことは素直に聞いたほうがいい

 実は私は転職エージェントに苦手意識を持っていました。5年ほど前に転職活動をしたときあまり良い対応をされなかったのが気にかかっていたからです。そのときは結局、知人の誘いで転職したためマイナスのイメージが残ったままでした。ただ、今回利用したエージェントの担当者はどの方も親切でした。

 人間同士なので合う/合わないはあると思うので、合わなかったら担当者を変えてもらうという手もあります。ただ、私は今回はどんな担当者でも変更はしないと最初に決めていました。入社したあとで上司や同僚は変えることができないので、偶然の出会いに慣れておこうと思っていたからです。転職活動と仕事をするのは別だと考えれば、合わなければさっさと変えてもらうのも手ですし、ただでさえ大変な転職活動で無駄にストレスを抱える可能性もありましたが。

 ただ、転職エージェントはボランティアではないので、向こうも事業としてやっているということは念頭に置いておいた方がいいと思います。例えば複数のエージェントを利用していて、一社経由で内定をもらって受諾しようか迷っているとき、その1社は当然それを推しますし、他のエージェントはもう少し考えたほうがいいと言ってくるかもしれません。そこは自分で冷静に判断をする必要があります。

離職中というアドバンテージとディスアドバンテージ 

離職中という状況での就職活動でした。

アドバンテージ

 時間があるので求人を探したり、企業情報を調査したりすることができます。また、仕事をしながらの転職に比べて圧倒的に面接の予定を組みやすいです。私は三週間で十一回の面接がありましたが、仕事をしていたらとても無理だったと思います。体力もそうですが、そもそも面接を平日の営業時間内のみとしている企業もあるためです。

ディスアドバンテージ

 時間があるのでずっと求人情報を検索してしまうし、なかなか決まらないと焦る時間が長いです。私は資格試験の勉強をして気分を紛らわせていましたが、活動を開始してから一ヶ月弱、書類選考が全く通っていないときは結構しんどかったです。

就職先の決め手

 希望条件に合致していることと、あとは会社の雰囲気が決め手になりました。面接で、入社したら一緒に仕事をする方々と話してみて、一番イメージがしやすかったところにしました。会社に入ることがゴールではなく、そこから仕事をしていくので、もちろん給与等は大事ですが、生活の一部と考えるとフィーリングも大事かなと思います。

資格は持っていたほうがいいのか

 これは前にも書きましたが、面接でも割と聞かれたので、持っておいて損はない気がします。ただ、なぜ取得したのかということを聞かれたりしたので、しっかりと理由がつけられる(一貫性がある)ようにしておいたほうがいいと思いました。私はバックオフィスで必要になる知識に関するものを取っていたので、離職中の知識の忘却予防、新しい知識の取得というような内容を答えました。

 これはあくまでフィーリングですが、どの面接でも「できること」も大事ですが「学ぶ意欲があるか」が結構見られていた気がします。資格の内容もそうですが、取得するために努力した、という点がポイントなのではないかと思います。
 資格については別途記事にまとめたいと思います。

魅力的な企業はたくさんある

 面接を受けた企業はどこも魅力的でした。会社情報について調べたり、面接で実際にお話を伺っていったりすると、どこもすごく楽しそうだし、一緒に仕事をしたいなと思える人がたくさんいました。

面接は結構面白かった

 前述の通り、魅力的な企業が多く、いろんな人と話すことができました。最初のうちは緊張していましたが、何回か数をこなしていくと、面接というフォーマットで人と話すということがちょっと楽しくなりました。面接ハイだったのかもしれません……。
 結構しんどい思いもしましたし、気づかないうちにストレスを感じたりしましたが(急に胃が痛くなったり)、振り返ってみるとというわけではなく、活動中もなんだかんだ楽しかったです。またやりたいかと言われると、もう当分御免被りたいところです(笑)

 ということで、このシリーズは今回でおしまいです。読んでいただきましてありがとうございました。


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