教育業界へのChatGPTの流入を考える
みなさん、こんにちは。
あっきーです。
今日は、教育とChatGPTについて書こうかなと思います。
ChatGPTが出てきた当初からこの話題はあったように思います。
しかし、最近、大手塾さんがGPTを組み込んだアプリ?を開発するというニュースがはいってきました!
やはり、来たか。
そう思いました。
当初から来るぞ、来るぞ、とは思っていましたが、
実際来ると衝撃でした。
最初に、僕の立場を言っておくと、
GPTなどのAIの導入には賛成の立場です。
ただし、流暢化の罠を含め、いくつか懸念点があるなぁというのが
正直なところです。
ChatGPTは、僕自身も、課金して使っているので、その便利さは十分に理解しています。
受験勉強に取り入れれば、きっと凄まじい効果を出すとも思います。
検索能力に関しては、正確性に欠けるところがあるものの、
要約能力、記事の再編能力、指示の理解力に関しては素晴らしいです。
なので、ツールとして使用しない手はないと思います。
だって、便利だし、確実に効率上がるもん(笑)
例えば、教科書の要点整理や、英語の添削には無茶苦茶使えます。
また、新しい分野の学習をするときのサポートにも、結構、使えます。
自分の知らない分野を学習するときには、その分野はどういう要素で構成されていて、どういう手順で学ぶべきか、というのがポイントになります。
GPTは、そういうお手伝いもかなり得意です。
(もちろん、プロンプトの送り方は重要ですが。)
しかし、教育の手段としてGPTを導入するなら、それを推奨する側は、注意すべき点もたくさんあるなぁ、というのが正直な印象です。
いくつか、共有しておきます!
まずは、流暢性の罠には、十分に注意を払うよう指導しなくてはいけません。
流暢性の罠とは、簡単に言えば、分かった気になると言う事です。
つまり、GPTは簡潔にわかりやすく答えをくれますが、
それ故に、分かった気になってしまうという恐れがあります。
定着には時間がかかりますし、本当に自分でできるかは別の問題です。
そのため、GPTで仕入れた情報は、自分でどこかにまとめておいて、復習できるようにしなくてはいけません。
人間は、そこまで、賢くないので、やはり復習管理を怠ってはいけません。
GPTは、分かりやすく、便利すぎるが故に、この罠には気をつける必要があります。
次に、内容の確認を促すようにはする必要があります。
GPTは使い勝手が良い故に、内容を完璧に信じてしまいがちですが、
普通に間違えます。
間違える理由として、指示を送る側の意図を汲み違えている可能性や、
単純に情報を正しく認識してないことがあります。
そのため、本当に内容が正しいか疑ってかかる姿勢は、思っている以上に重要です。
最後に、地力を鍛えることを忘れてはいけません。
情報を調べる力、情報を整理する力、自身のミスに気づける力、忍耐力等は、とっても大事な力です。
自分のやりたい事、夢や目標を叶えるためには、
自分で考えて、忍耐強く、トライアンドエラーを繰り返す必要があります。
また、人の生活では、いろいろな事が絡み合っています。
だから、自身の状況を整理したり、投げやりにならずに一つ一つ丁寧に向き合っていく必要があると思います。
そして、そもそも受験で勝つにも、これらの力は必須です。
問題を理解し、
問われていることをしっかり認識した上で、
そこに辿り着くために何が必要で、
過去ににた経験がなかったかなどを考えながら、
実行し、
ダメならもう一度振り返って考える
問題を解くとはこれらの地道な作業の連続です。
GPTなどのAIに頼りきりになって、これらの力が衰えては話になりません。
そのため、何でもかんでもAIを使ってしまうのではなくて、
自力で取り組む内容を設けることも大事です。
(もちろん、自分でルールを決めてAIを活用する分には大賛成!)
まとめ
ちょっと、真面目に書きすぎましたが、もう少し真面目なお話にお付き合いください。
教員の役割って、生徒が自分自身で道を切り拓けるように力をつけてあげること
僕は、そう思います。
だとするなら、教員は新しいツールなどが出てきたときに、
懸念点があるからとそれを拒むのではなくて、
それを1つの教材として、
どう扱うのかを一緒に考えることの方が大事だと思います。
少なくとも、教員が未知に寛容な態度を取れないなら、
教えられる側は、どのようにして、未知に対して寛容になれるのでしょうか
どのようにして、勉強を好きになれるでしょうか
好奇心とは、未知への挑戦の道です。
新しいAIという技術があって、
それに蓋をしてはとても勿体無いなと思います。
生徒と一緒にここはすごい!ここはダメなんだな!って考えていき、
上手な活用方法を探すことがとっても大事だと思います。
結論、chatGPT凄い!
↓以下の記事は、より詳しい考察を書いています。是非読んで見てください!
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