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LGBTQのL/ややアセクシャル/社会と個人/読書

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  • ダダ漏れ読書感想

    読み終えた本への行き場のない思いをつらつら書いた読書感想。

  • 言葉を集める

    日々過ごしていく中でやたらとインパクトがあって思わず書き留めたくなった、キャッチコピーとか小説、エッセイの部分や歌詞の一部などを残していくよー。

最近の記事

年齢なんてただの数!南アフリカの現役サッカー選手おばあちゃん達を追ったノンフィクション『サッカー・グラニーズ』が熱すぎる!

読めば胸熱、高齢女性サッカーチームとの交流を描いた傑作ノンフィクション『サッカー・グラニーズ ボールを蹴って人生を切りひらいた南アフリカのおばあちゃんたちの物語』  タイトルからしてもう優勝、それが本書の第一印象。だっておばあちゃんとサッカーってどういう事?ってなるじゃないですか。普段スポーツに全く興味もないし、それどころか中継だって観ない私みたいな人間を一本釣りする力がある。  ジーン・ダフィの『サッカー・グラニーズ ボールを蹴って人生を切りひらいた南アフリカのおばあちゃ

    • 最悪な事が起こってしまう世界で、それでも前に進んでいくSF『暗闇の中をどこまで高く』

      リレー形式で語られる、最悪なことが起こってしまう世界  小説や映画、あるいはゲームどんな形式の物語にはある避けられない瞬間がある。嫌な予感がすると言うか、フラグが立つとでも言うか。要するに物語世界で一番起こって欲しくないことが起きそうな時が物語には存在する。  推理小説なら犯人が見つからない、ヒーローが活躍する話なら悪が勝つ、恋愛ものなら恋が実らない。得して物語ではこの最悪な予感は往々にしてあたる、そこからエンタメ作品と呼ばれるものは大逆転のカタルシスに至るわけだから、必

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        インターメディアテク

        • Let's常識更新!グローバルな視点で探る『科学文明の起源』

          常識をメンテナンスしたくなるとき  時代は変わる。10年は一昔だし、まして学校教育を受けたときなんてもはや大昔だ。世の中の常識がガンガン変わるこの時代、学校教育で学んだ知識を更新するのって結構なエネルギーがいる。  おまけにこの学校教育が自分に結構な偏見を抱かせてるかもしれないと、気がついたときのショックと来たら。ジェンダー規範や外国に対してのステレオタイプとか、誰に指摘されなくても気がつくと軽く自己嫌悪。  そういう時って結構凹むのですが、この本も読んでると自分の無知と

        年齢なんてただの数!南アフリカの現役サッカー選手おばあちゃん達を追ったノンフィクション『サッカー・グラニーズ』が熱すぎる!

        • 最悪な事が起こってしまう世界で、それでも前に進んでいくSF『暗闇の中をどこまで高く』

        • インターメディアテク

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        • Let's常識更新!グローバルな視点で探る『科学文明の起源』

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        • ダダ漏れ読書感想
          49本
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          12本

        記事

          現実とはなにか?来たるVR全盛期に向けて考えようぜ!アップデートされた哲学問答『リアリティ+』

          VRは現実?リアリティを巡る哲学の冒険  VR:ヴァーチャル・リアリティは現実か?って質問されたらなんて答えます?直感的にはいいえな気がしませんか?私はそうでした。  じゃあAR:拡張現実は現実か?って言われたらなんて答えます?私ならいいえって言うけど前のVRほどの確信がない気がする。では、SNSを通して顔も見えない相手と恋をするのは現実か?って言われたら、ためらいもなくはいって言う。  この質問でのはい、いいえの違いってなんだろう。何をもって私は現実と判断してるんだろう

          現実とはなにか?来たるVR全盛期に向けて考えようぜ!アップデートされた哲学問答『リアリティ+』

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          マティス 自由なフォルム展

          マティス 自由なフォルム展

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          短歌って面白い!いつもの生活がちょっと違って見える本3冊

          短歌って面白くない?って思ったこと  義務教育期間中に家族で百人一首を散々やって遊んだおかげか、三十一文字のリズムだけは身体に未だに残っている。昔覚えた歌の数々もだいぶ忘れてしまったけれど、それでもいくつか覚えてる。  だけど現代の短歌や歌人に興味はあんまりない。そんなふうに過ごしてたんだけど、ここ最近短歌って面白いって思ってる。本屋でなんとなく買った『短歌と俳句の五十番勝負』が面白くって、久しぶりに三十一文字の世界を泳いでる。  詩っていうのは難しい。読むのが簡単なよう

          短歌って面白い!いつもの生活がちょっと違って見える本3冊

          この作者天才か⁉読み手の世界観を揺さぶりまくる唯一無二の奇想の書 『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ

          エッセイ本のふりした推しへのラブレターですッッ(でも傑作だから読むべし!)  評論とはそれで一つの作品である。って言葉を昔なんかの本で見たことがあるのだが、この本ほどそれを痛感させてくれる本もないと思う。  この本は色んな意味で完成されている。作品への愛、愛ゆえに冴え渡る分析と名言・迷言、本当に色んな意味で見どころが多い。唯一無二の作品だから、オタクの必読書としてどっかのリストに入れられるべき一冊だと思う。 いちいち名言が多すぎるッッ  この本の魅力はいくつもあるけど。

          この作者天才か⁉読み手の世界観を揺さぶりまくる唯一無二の奇想の書 『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ

          本が好きな人になら絶対好き!おすすめ過ぎる書評集『エクス・リブリス』!

          未知なる本への案内人、書評  書評って読みますか?場合によっては全く読まないなんて人もいるかもしれない。私の場合は頭が凝り固まっている気がする時に読みたくなる。  読みたいと思って積み上げた本の山に魅力を感じない、本屋で、図書館でなんとなく読みたい本が見つからない。ちょっといつもと違うものが読みたい時が定期的に訪れる。頭の中にいつもの流れが入ってこなくなるのだ。  そんなとき、頼りになるのが書評、自分だったら選ばない本を眺めて視点を広げてくれる。  読みながら付箋を貼って

          本が好きな人になら絶対好き!おすすめ過ぎる書評集『エクス・リブリス』!

          自分ではやらないけれど人がやってるとこは好き!ゲーム受け身人間が楽しかった本と雑誌

          超受け身にゲームを楽しんでいます  自分ではやらなけど人がゲームしているところを見るのが好きだ。  ゲームをやらないのは熱中しちゃいそうで怖いし、壊滅的にセンスがないから。加えてゲームよりも本や漫画が好きで、ゲームに興味が向かなかったっていうのがある。  大人になってから人のやってるゲームを見るという楽しみに出会ったと言ってもいい。自分には絶対出来ないな華麗なプレーを見たり、千変万化のゲーム世界を観察出来るのも楽しいし、ゲーム実況ってありがたい存在だよね。実況している人のお

          自分ではやらないけれど人がやってるとこは好き!ゲーム受け身人間が楽しかった本と雑誌

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          絵画と美術館

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          『母、アンナ』暗殺されたジャーナリストの娘が語るアンナ・ポリトコフスカヤとそれからのロシア

          アンナ・ポリトコフスカヤとは誰か?  熱心に読むわけではないけれども、その名を見るとつい本屋で手にとってしまう人物がいる。アンナ・ポリトコフスカヤ、主にチェチェン紛争での取材報道で知られるジャーナリストだ。  欧米では危険を顧みずチェチェンに出向き、真っ向からプーチン政権を批判するその行動を讃えられている。  現在ロシア国内で発行停止となっている新聞社ノーヴァヤ・ガゼータに所属し、2006年に殺害された。彼女が殺された日はウラジミール・プーチン大統領の誕生日だった。  

          『母、アンナ』暗殺されたジャーナリストの娘が語るアンナ・ポリトコフスカヤとそれからのロシア

          2023ベスト本:10冊

           今年読んで印象に残った本10冊と一言感想。 『その名を暴け』綿密な調査の過程と、記者たちの情熱と協力者たちのやり取りが胸熱ですごかった。映画もよかった。 『サイボーグになる』障害を持つとはどういことかと、考え方が変わった一冊でした。うまく言語化できないけど、読めてよかった一冊。 『第五の季節』『オベリスクの門』『輝石の空』N・K・ジェミシンの破壊された地球シリーズ。壮大なSFシリーズ、よくぞこれ完結出来たよなーとひたすら感服した。 『セカンドハンドの時代』ソ連ってど

          2023ベスト本:10冊

          一対一の恋が息苦しい?なら別の方向性を考えてみない?恋愛の常識に問を発する良書『もう一人、誰かを好きになったとき ポリアモリーのリアル』

          初めて読むのに最適っ!ポリアモリーの入門書  ポリアモリーって言葉ご存知でしょうか。モノガミーの対義語、恋愛対象になる人が一人に限定されないことを示すもの。は、それって浮気では?と怒りだす前に、もうちょい聞いて。  世の中の多くは一夫一妻制だし、世の中は恋人と言えばカップルという常識で成り立っておりますね。しかし、世の中には例があれば例外あり、このカップルという形に当てはまらない関係性の築き方をする人たちがいる。  それがポリーと呼ばれるポリアモリー(複数愛)を実践する人々

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          これ最後まで読み切れる人いるの?っていう衝撃が待ち受ける3部作完結編『卒業生には向かない真実』

          読むと落ち着かない気持ちにさせられる、青春ミステリ3部作完結編  「ミステリ史上最も衝撃的な3部作完結編!」と出版社のサイトにはある。一見するとよくある販促の煽り文句に見える。  私もそう思っておりました。でもこの作品本当に衝撃的だった。正直、何度読むの止めようかと思ったか、先を知りたくなくて飛ばし読んでちょっとホッとしては読み直しては、またちょっと読んで「イヤ、ちょっとちょっと無理無理!」と虚空に叫ぶ。そんな読書をしておりました。  読み終わって二週間近くが経ち、ようやく

          これ最後まで読み切れる人いるの?っていう衝撃が待ち受ける3部作完結編『卒業生には向かない真実』

          現代翻訳ミステリ史!読みたくなる本が多すぎる問題不可避な『アフター・アガサ・クリスティー 犯罪小説を書き継ぐ女性作家たち』

          アガサ・クリスティー評論と現代ミステリ史が一冊に!内容も充実の『アフター・アガサ・クリスティー』  犯罪小説って読みます?それも日本のではなく、海外の。って言うと、結構な確率で名前が覚えられないから読まないと、割と言われる。あと、翻訳された文章の言い回しが苦手っていう声もある。どれも海外文学あるあるだ。  それでもそんな数あるハードルを乗り越えて(?)日本の読書界に君臨するあるミステリ小説の女王がいる。その名はアガサ・クリスティー、もう紹介するのも陳腐なくらい有名ですね。

          現代翻訳ミステリ史!読みたくなる本が多すぎる問題不可避な『アフター・アガサ・クリスティー 犯罪小説を書き継ぐ女性作家たち』