![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147324263/rectangle_large_type_2_0b289dbdd5eb3237b7b40df821640c88.png?width=1200)
Photo by
sono_note
アナタが死ぬまえに
こんばんは ボクです
ここで会うのも何かの縁 少しお話 しませんか
ええ ぜひどうぞ
どうしました 神妙な面持ちで
そうですか そうですか
ではひとつ こんな話を 聴いてください
最近 ボクの近しいひとが 死にました
突然でした 持病も何も ありません
むせび泣いたのは 言うまでもなく
ただ 思ったことがありました
こんなにあっさり 死ぬものかと
ボクの大好きなひとだったから 何かこう もっとあって良くないですか
だから 人間だって 同じだと思った
幼い頃飼っていた ザリガニと等しく ある日あっさり死ぬのです
死んでしまえば なにもない
そして もっと自由に生きようと思った
人生は言うなれば 死という終着駅に向かう列車
動く箱に乗っている じつに無機質なものです
だからこそ いかに楽しく時間をつぶすか
人生はある意味 それだけです
あとは いつくるか知れない死を待つだけ
人生に臆したとき こう呟こうと思います
「~でもして時間つぶすか」
就職でもして時間つぶすか 留学でもして時間つぶすか
少しだけ ラクになる気がしませんか
人生なんて 皆大げさに考えるものです ボクもそうです
だけど もっと気軽でいいのです 列車に乗っているときと同じで
少し話しすぎました すみませんね
アナタは 何に時間をつぶしますか どうせなら 楽しいもので
ゆっくり待ちますから ええ ぜひどうぞ