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アナタが死ぬまえに

こんばんは ボクです
ここで会うのも何かの縁 少しお話 しませんか
ええ ぜひどうぞ

どうしました 神妙な面持ちで
そうですか そうですか
ではひとつ こんな話を 聴いてください

最近 ボクの近しいひとが 死にました
突然でした 持病も何も ありません
むせび泣いたのは 言うまでもなく

ただ 思ったことがありました
こんなにあっさり 死ぬものかと
ボクの大好きなひとだったから 何かこう もっとあって良くないですか

だから 人間だって 同じだと思った
幼い頃飼っていた ザリガニと等しく ある日あっさり死ぬのです
死んでしまえば なにもない

そして もっと自由に生きようと思った
人生は言うなれば 死という終着駅に向かう列車
動く箱に乗っている じつに無機質なものです

だからこそ いかに楽しく時間をつぶすか
人生はある意味 それだけです 
あとは いつくるか知れない死を待つだけ

人生に臆したとき こう呟こうと思います
「~でもして時間つぶすか」
就職でもして時間つぶすか 留学でもして時間つぶすか

少しだけ ラクになる気がしませんか
人生なんて 皆大げさに考えるものです ボクもそうです
だけど もっと気軽でいいのです 列車に乗っているときと同じで

少し話しすぎました すみませんね
アナタは 何に時間をつぶしますか どうせなら 楽しいもので
ゆっくり待ちますから ええ ぜひどうぞ




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