密かなラム香

新米風俗嬢/お風呂屋さん/ソープ嬢/もういい大人/大切な心の記録/風俗嬢の恋愛

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最近の記事

ソープ嬢 珍しくソープ嬢としての話

「ソープ嬢 珍しくソープ嬢としての話」 ここでは恋愛のことしか書いてこなかった(と思う)が 今日は珍しく仕事の話を書こうと思う。 ソープに限らず異性相手の仕事なら、自分にどれだけ惚れてもらえるか が勝負だと思っている。 いわゆる色恋営業というのを私はしているつもりはないが (好きだ愛してるだと言われても私はそれに対して「私も!」と言うことはないし、お店としてのお金が発生しない店外など無意味でしかないと思っている) それでも自分を指名してくださるお客様は私という人間にど

    • ソープ嬢 声が聞きたい

      「ソープ嬢 声が聞きたい」 時々無性に彼の声が聞きたくなる。 私は彼の声が大好きなのだ。 穏やかに色気のある声。 まるで倍音溢れる弦楽器のような声。 彼の声を聞くと、ささくれだった心も くだらない小さな悩みや不安も 静かに溶けていく。 たわいもない話をして穏やかな気持ちになれて。 こんな幸せを感じられることに日々感謝しかない。

      • ソープ嬢 気遣いあってこその関係

        「ソープ嬢 気遣いあってこその関係」 私は自分でひとつ、決めて守っていることがある。それは、 仕事の愚痴や話を彼の前でしない ということだ。 女性はお喋りが大好きだし、この仕事のことを話せるのが唯一パートナーだけという人もいるかもしれない。 私の彼は元お客様で今はお店で会うことはない。当然現役で私がソープ嬢を続行していることを彼もわかっている。 だからこそ 心身が疲れ果てしんどくなる時があっても 私は彼に一切仕事の話はしない。 泣き言も言わない。 でも彼は直接会

        • 彼といて幸せでたまらないのに どうして時々こんなに不安になるんだろう。どうして泣きたくなってしまうんだろう。

        ソープ嬢 珍しくソープ嬢としての話

          ソープ嬢 私の本音

          「ソープ嬢 私の本音」 勝手な言い分なのは重々承知なのだけど 私は理由あってソープ嬢になったから 彼ができたからと言って仕事を辞めるわけにはいかない。 少なくとも今は。 だからこの仕事をしつつ 本職もプライベートもまわしつつ 彼とも無理なく歩み寄っていきたい。 それが今の私の本音だ。 彼は私の仕事の日を把握している、たぶん。 それについて言及されないけれど 聞かれたり、頑張ってと言われないことが ものすごく救いなのだ。 歓迎されない事実。 変えられない、変えたくな

          ソープ嬢 私の本音

          ソープ嬢 彼の本音

          「ソープ嬢 彼の本音」 いつかはこの日が来ると思っていた。 「もうお店には行きたくない」 そう彼が言った。 彼との関係がただのお客様と嬢の関係からいつかは脱することがわかっていた。 むしろ彼のほうからそう言ってくれてすごくホッとしたのも事実。 なぜなら、永遠にお客様として居続けて欲しいと私が思っていたのなら 「お客様」としての対応を、どこにいてもどこまでもしたと思うし それを私自身も望まなくなっていることを実感していたから。 収入面、成績面でいえば毎週確実にあっ

          ソープ嬢 彼の本音

          書きたいことは色々あるのに言葉がまとまらず文章を紡ぐ時間がとれず。どんな時も彼は優しい。本当に優しい。もし私が彼の立場だとしたら、彼のように振る舞える自信などない。ソープで出会ったのに「ソープを辞めてくれ」と私なら言ってしまいそうだから。

          書きたいことは色々あるのに言葉がまとまらず文章を紡ぐ時間がとれず。どんな時も彼は優しい。本当に優しい。もし私が彼の立場だとしたら、彼のように振る舞える自信などない。ソープで出会ったのに「ソープを辞めてくれ」と私なら言ってしまいそうだから。

          ソープ嬢 他の男に抱かれている女なんて。

          「他の男に抱かれている女なんて」 誰が喜んで付き合えるだろう? 容認できるのはおそらく、ホストかヒモくらいだろう。 彼は大人だ。 だから感情をもろに私にぶつけることはない。 だからこそ、ちょっとしたやりとりの隙間から彼の本音を感じるたびに胸がチクチクする。 あなただって出会いのキッカケはお客様でしょう? 私がソープ嬢だと最初から分かりきっていたことでしょう? そんなことを言ったところでお互いが深く傷付くだけだ。 じゃあそもそもプライベートで付き合う関係にならなけれ

          ソープ嬢 他の男に抱かれている女なんて。

          ソープ嬢 恋に堕ちる

          ソープ嬢も仕事を離れればただの一人の女性。 でもこの仕事をしているが故、純粋な恋愛に踏み出せない女性も多いと思う。 彼女(パートナー)が風俗嬢、ましてやソープ嬢ということ諸手を挙げて歓迎する男性はほぼいないだろう。 たとえふたりの出会いのきっかけが風俗だったとしても。 自分の彼女が自分以外の男性に抱かれているなんて、想像すらしたくないはずだ。 たとえそれがただの仕事であり、お客様に対して個人的感情など微塵も含まれないとしても。 理屈では説明のつかない思いを、なんとなく

          ソープ嬢 恋に堕ちる

          ソープ嬢 ありえないような出会い

          その時もご指名のお客様をお出迎えすべく、ご対面の場所に私は立っていた。 現れたお客様を見た瞬間、初対面だが「これは困ったことになった」と平常心を保つのが難しくなった。 初対面だからもちろん面識はない。だが、あまりにも容姿、溢れ出る色気ある雰囲気にノックアウトされてしまった。 お客様としてだけ見れば良いものを、ひとりの男性として見てしまいそうにになる自分と、内心戦っていた気がする。 一人の男性として見てしまうと、仕事ができなくなってしまう。 素の感情や恋愛感情は、仕事の邪魔

          ソープ嬢 ありえないような出会い

          新米ソープ嬢が書く初めての記事

          まさか自分がここに書き物をする日がくるとは。 人生は何があるかわからない。だから面白い。 ひょんなことから風俗の世界へ足を踏み入れ、風に流されるようにお風呂屋さん、いわゆるソープのお嬢さんになった。 右も左もわからない、不安しかない時間。 でも出会うお客様は皆優しくてありがたい思いでいっぱいだった。 どんなに紳士的で素敵なお客様とご対面しても、お客様はどこまでいってもお客様でしかない。 当然、お客様から良いことを言われても、個人的恋愛感情に発展することは皆無な世界だと

          新米ソープ嬢が書く初めての記事