よちよちある記#204『合唱団定期演奏会』
8月のある日に連絡をもらい
早々と予定を調整し合って
予約を入れていた昨日
数日前から天氣予報とにらめっこ
そして
やっぱり…という雨降り
昨日の朝のやり取りで
やむなく延期とさせてもらうことに
…残念
結局1日雨降りだったし
結果的に延期で正解
急に予定が空いて
ふと思い立ち
そうだ!友だちの姿を見に行こうと
彼女が指揮者をつとめる合唱団の
定期演奏会へ足を運ぶ
本番の舞台の盛り上がりもいいけど
始まる前のソワソワとした緊張感と
ワクワクとした期待感と
何とも言えないこの雰囲氣が好き
合唱っていうものを生で
まともに見るのは初めてなのかも…??
TVの画面越しに見る
やたらと笑顔を張り付かせた
元氣いっぱいな学生さんの
あの姿に感情移入できず
どんどんと氣持ちが冷え込んでいく
そんなくらいの合唱に対する感覚
昨日の舞台の上では
老若男女40人弱の晴れ姿
幕開けはみんな緊張感に包まれてたのか
笑顔が出ずに一所懸命な様子が
段々とプログラムが進むに連れて
楽しく歌ってる感じに
あぁ素晴らしいな
何故にこんなにも
合唱に対する抵抗感が湧くのか?
そんなことを思いながらの鑑賞
中学時代
音楽の授業の風景は
新卒で赴任してきた先生
紙飛行機が飛び飛距離の競争
音楽室はプロレスの会場と化し
流血沙汰もまぁまぁあること
まともに授業が成り立たない
それが自分らの常識であり
ごく当たり前の日常の風景
とある日
隣のクラスの友だち曰く
「授業で合唱してくれた」って
その先生が号泣して
授業にならなかったって
考えてみりゃおかしなことで
音楽の授業で歌ったら泣くって
それくらいまともなことがなかった
あのときのあの場所あの空間
そのときの先生は1年で退任
夢や希望に満ち満ちていた
新卒の女性の人生設計を
大きく狂わしてしまったんだな…
って振り返ってみて今思う
今さらだけど…
ごめんなさい
思い出したくないそんな過去があって
合唱には楽器を使うのとは違う
生身の人間のみの中身が
さらけ出されるようで
人の持つ清らかなるものに
拒否感が生まれちゃうのかな…
昨日の舞台の上の方々の
晴れやかな顔を見ることで
自分の過去との対話ができたり
自分にとっての
異なものに対する抵抗感が
少しだけでも和らいだかな
心地よい歌声を聴き
眠氣がやってきて
自分が抱いてた緊張感が
なくなったことを感じる
歌うことはよくわからんけど
舞台の上のひとりひとりの表情が
明るく楽しんでる様子は
見てわかって伝わってきた
最後の曲を歌い終わったときの
あの表情たるや
充実感や達成感に溢れたその姿
足を運んでよかったな〜
終演して帰ろうとホールを出たら
友だちのまりちゃんが来ててビックリ!!
帰りのロビーでは
指揮を務めた彼女が
大勢の人に囲まれながら
オイラを見つけてくれて
「あぁーーーーっ!」って大声
思わず「しーーっ!」ってやるくらい
快く記念撮影にも応じてくれてパシャリ
人が去り
先ほどまでの熱氣が
だんだんと冷めていく
余韻も消えていく
誰もいないそんな会場の雰囲氣も好き
4時頃には結構降ってた雨もやんだな?
カラスが鳴いてるわ
今日は晴れてくれるらしい
氣持ちよくいい汗流してこよう
今日もいい1日✨
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