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よちよちある記#567『カッポレ』

友人が主催の落語会に誘われ
ちょっと離れた場所まで足を運ぶ

久しぶり〜な友人にも会場で会えたり

非日常を存分に味わう

前座で登場したのが『カッポレ』
音の響きや単語自体は
聞いたことがあったけど
それが一体何なのかは
全く知らず

カッポレとは『活惚れ』で
惚れる 好きになる が由来らしい

歌曲に合わせて踊り
そのテーマや歌詞や踊りが
滑稽なもので
江戸時代の庶民は
こうした娯楽で
腹を抱えて大笑いし
のどかににぎやかに
そして平和に過ごしたのだろうな〜
なんてことまで思ってしまった

庶民の娯楽
大衆演芸
なんて言っても
踊りの細かいところでは
しっかりと鍛錬が重ねられてきた
修業の歴史も垣間見えて
ブレることのない体幹の強さ
美しい女性の姿が浮かび上がるような
指先に現れるしなやかな表現
ちょっとしびれたな

落語は『寿限無』と創作落語一つと
最後に『味噌豆』

寿限無はなんとなく知ってたけど
ちゃんと落語として
見るのは初めてのことで
たっぷりと笑えた
よくこんな噺を考えたもんだな
そして脈々と受け継がれてきて
伝統芸能として磨かれ続けて
積み重ねられてきた時間の重さ
そうしたものは人の心を打つんだな

落語家さんを知ったのは『笑点』
着物を着て面白いことを言う人たち
くらいにしか認識できて
いなかった小学生の頃から
今こうして見える世界が広がり
その背景や過ごしてきた時間までもが
感じられて

普段使わない脳みその部分や
感情の部分が刺激されて
いい時間を過ごせたな

今日もいい1日✨

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