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よちよちある記#523『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』

久しぶりに目についた
万城目学さん

タイトルは意味不明で
絵にあるネコのイラストが
何やら世界観を表現してるのかしら?

裏表紙の作品の紹介をまるまると

ーーーここから引用ーーー

かのこちゃんは小学1年生の女の子。玄三郎はかのこちゃんの家の年老いた柴犬。マドレーヌ夫人は外国語を話せるアカトラの猫。ゲリラ豪雨が襲ったある日、玄三郎の犬小屋にマドレーヌ夫人が逃げ込んできて……。元氣なかのこちゃんの活躍、氣高いマドレーヌ夫人の冒険、この世の不思議、うれしい出会い、いつか訪れる別れ。誰もが通り過ぎた日々が、キラキラした輝きとともに蘇り、やがて静かな余韻が心の奥底に染みわたる。

ーーー引用おわりーーー

出会いや別れ
キラキラした輝き
静かな余韻

この言葉たちに期待が膨らむ

万城目学さんの描く世界で
こんなワードが溢れるって
どーゆーことだ?
「?」が浮かぶ

 
ネコ派か?イヌ派か?
と言われるまでもなく
イヌ派ではあるのだけれど

というのは
小学2年のころのある日曜日
友だちと遊んでて
小さな野良猫を見つけ
かわいくて遊んでた

何やら目元がかゆくてかゆくて
家に帰ると両親が大慌て

パンパンに腫れ上がった顔を
していたらしく
急いで病院へ連れて行かれ

その時の医者に言われた言葉
「次に猫に触れて
こんなことになったら
◯にます!」と

今にして思えば
アナフィラキシーショックを
起こしちゃったら◯ぬことも
ありえますよって意味だろうな

だけど
このときの言葉が
その後の自分を大きく縛り付ける
魔法の呪文になってしまう

その後の人生で
まったく猫に触れることが
なかったわけでもなく
飼い猫なら大丈夫そうなんだけど
やっぱり猫がいると
ちょっとビビる

 
この作品の中をちらっと

ーーーここから引用ーーー

猫がその生涯のなかで、もっとも忠実に仕える相手は食欲でも性欲でもない。睡眠欲てある。何せ猫は一日二十四時間のうち、実に十六時間も寝る。平均十二年の生涯と計算すれば、起きている時間は四年に過ぎない。寝てばかりいるから「寝子」という名前がついたという話だ。

ーーー引用おわりーーー

こんな雑学ネタもあったりで
猫に対しての反射的な忌避感は
少しだけど和らいだ

世界観にどっぷりと浸かり
読み進めていた文章
ついうっかりと作者を
間違えながら読んでしまっていた
そうなんだよねぇ〜
万城目さんだったや

だいぶ違う印象

読後感のなんとも言えない余韻が
ホントに素敵すぎる

ネコ派はもちろん
イヌ派の人にもオススメですよ

今日もいい1日✨

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